今日、自宅のエアコンの取り替え工事をやってもらった。新築時に付いていたエアコンの効きが悪くなったので、暑い夏の最中に故障でもしたらホテルに逃げ込まなければならず、そんなことになったら本当のムダ金遣いになるので、ま、この時期に、みたいな。今年は景気も回復しているし、エアコンの取り外し、設置みたいな仕事は、どんどん人がいなくなるだろうから、夏なんかに買っても、設置は秋なんてことも考えられそうだ。しかもエアコンの電力は200Vの単相。これは電気料金高いから、省エネタイプにすればモトはとれる。
ということで、どんなものでも家電製品を購入する際に勉強するのは大好きなので、今回もやりましたよ。なんかお役に立てれば、ということでご披露します。
[吸気・換気タイプとダクトの直径]
まず、どんなタイプを選ぶかということだが、この際だから、新しいエアコンは「吸気・換気タイプ」にしようかと思ったわけです。白くまくんのCMソングで有名な「キレイな空気を吸気しろクマ、汚れた空気を換気しろクマ」というアレ。しかも、今なら、吸気時の花粉もシャットアウトしてくれる高機能タイプもある。超嬉しい。
しかし、結論から云うと、このタイプを買えなかった。リビングに設置しているエアコンのダクトは、梁の中を通って室外機と結ばれているのだが、昔のタイプなのでダクトの直径が細すぎるという。「吸気・換気タイプ」にするならば、ほとんどリフォームみたいなことになってしまうというので、泣く泣くあきらめざるを得なかった。もっとも取り付けにきてくれたお兄ちゃんによると「あれって、まだ発売されて間がないっすから、どんな不具合が出るかわかんないっすよ」とのこと。今回はその言葉に慰めてもらうことにしよう。
さて、次はメーカーだが、これもアッサリ決める。空調関係ならダイキンしかない。何台かある空気清浄機でもダイキンのだけは性能が違う。ガンガン吸い込んでくれる。しかし選んだ機種は「いつでもさらら除湿」機能はついているが「うるる加湿」はサポートされていないタイプとなった。残念。
[外電源消滅の謎]
次に問題となったのが電源。もちろん、わがマンションは単相200Vには対応しているが、なんと、新たに電源を付け替えることが必要になるとのこと。
どういうことかというと、昔のタイプは室外機から電源をとるタイプが多かったが、今では室内機からとるタイプが主流になっていから。業務用などではまだ外電源タイプはあるが、家庭用ではほとんど内電源だという。そうなると、どうやって単相200Vの電源ケーブルをリビングに引っ張ってくるか、という問題が出る。考え出したのが、ベランダと室内を結ぶ空気穴から入れてしまおう、という案。
これまで室外機に供給していた単相200Vの電源からケーブルを伸ばして、壁沿いに目立たなくリビングの室内機の近くまでソケットを持ってきてしまおうという寸法だ。これを思いついた時、自分を抱きしめてやりたくなりましたよ。偉いぞ、と。
しかし、判然としなかったのが、なぜ、10数年間で室外機から電源をとる外電源タイプから、内電源に主流が移ったのか、ということ。メーカーサイトや2chの板を見ても、その理由は語られていない。
たかがエアコンというなかれ。そこには、メーカーの様々な知恵の歴史が刻まれている。ぼくがAV機器のみならず、どんな家電でも、それを購入する際に勉強することが好きなのは、そうした日本のメーカーの開発者の意志が感じられるからだ(時々、打算も感じられてしまうが)。
しかし、外電源の絶滅は謎だ…。
[リサイクル料金、設置料]
リサイクル料金は高い。まず撤去費用で5,775円、リサイクル回収費用が3,675円もする。このほか、設置料金が10,290円もする。
さらには、今回、ケーブルを外からもってきてコンセントをつくってもらったので、その費用として15,750円も請求された。「そんなにとられるんだったら、自分でやってたよ」と思わず兄ちゃんには毒づいてしまったが、設置・撤去・回路で35,490円もかかった。
まあ、設置・撤去は自分ではできないけど、電源工事は高いっしょ。秋葉にいってケーブルとコンセント買ってくれば1000円もしないのに…。
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