Icon2とS-Xでサウンド環境を改善
米Amazonに注文していたNuforceのIcon2とS-Xが届いたので、さっそく梱包をといてセッティングしました。
アンプのIcon2は想像していたとおりの小ささでしたが、スピーカーのS-Xは思ったよりも大きかったかな。自宅のデスクスペースはなり広めにとってあるのですが、これが会社のグレーデスクだとちょっと…という感じでしょうか。
セッティングとはいっても、Icon2を縦置き用のスタンドにさし、電源ケーブルをつなぎ(ちなみにアース付の三つ叉です)、USBケーブルをパソコンにつなぐだけなのですが、普通のオーディオと違ってくるのがスピーカーとの接続。
なにせ、LANケーブルでつなぐんですよ。 本体のICON2側の出力はRJ45。アンプ側には普通のオーディオシステムに使われるパッシブ型のスピーカ端子につなげられるバナナプラグが付いていますが、円高だしということで購入してみた専用スピーカのS-XにはLANケーブルが付いているので、それで繋ぎました。
今後、スピーカをコントロールするために、こうしたLANケーブルで接続するシステムは多くなってくるんじゃないですかね(ちなみにバカ高いケーブルをありがたがるような信仰は持っておりませんw)。
いうことで、USBケーブルをMacにつないで、SYSTEMからサウンドをIcon2に選択すれば、スイッチオンするだけ。
Icon2の取扱説明書は驚くほどの簡潔さで、イラストなし。
まあ、ここだろと思った上のつまみを回すと電源が入り、そのままスピーカのボリュームにもなる、というつくり。
下の、もうひとつついているつまみには○、○○、○○○という表示があるだけ。
これだけはわからなかったので取説を読んでみると、下のつまみはセレクタで○がステレオミニジャック、○○はRCA、○○○はUSBとなります。
まあ、取説読んだのはここだけですが、ちなみに普通のパッシブスピーカにつなぐバナナケーブルにも日本のメーカーのように+-とか表示されていません。赤は+、白や青や黒などは-というを知らないと悩むかも。まあ、こうした突き放したところがいいと思うんですけどね。
ということで音を出しますが、最初に聴いたのは、エミルー・ハリス。彼女のソプラノがどのぐらい美しく聞こえるかな、みたいなのを個人的なリファレンスにしているから。
コンピュータから、たとえUSB DACを経由して音を出しても、S/N比が低かったり、ダイナミック型のスピーカだと、どうしてもくぐもるんですが、そうしたガッカリ感は少なくともなかったかな。
よく、反応のいいスピーカを称して「ボーカルの口の唇の形が見えるようだ」なんていいます。まあ、そこまでは言いませんが、十分クリアです。解像力があるっつうのか。
もちろん書斎にはブックシェルフ型のスピーカを中心としたオーディオのシステムも入れていますが、なんつうか、1枚のCDを聴いては変えるというのがだんだんおっくうになってきたと感じています。
これは、CDが普及して、それまで、せいぜい30分ぐらいだったレコードのA面とB面をひっくりかえす作業がおっくうになったとのと同じかな、と。
だから、iTunesからずっと聴きながら本を読んだり、テキストを書いたりするというのは、結局、音楽を聴く量は増えるんじゃないかなと思っているわけです。
どこで書いていたのは引けないんですが、安部公房さんが「ぼくは音楽の良き利用者である」なんてことを書いていて、アーティストの方々には大変申し訳ないのですが、「利用する」には、非常にいい環境が整ってきたんじゃないのかな、と。
ということで、次はポリーニのバッハ平均律とか聴いてみましたが、そんなに違和感はありませんでした。旅行中には、これを良くiPhoneやiPodで聴いているんですが、それを思えば十分です。
フルオーケストラは厳しいですが、室内楽なんかを夜、ひとり静かに聴くなんていうのもいけると思います。
ただ、専用サブウーファーW-1が推奨されているように低音は弱いですね。だから、例えばキックのきついFatboy Slimなんかは厳しいかな。キックの強い音ならアクテイブスピーカーで聴いた方がいいかも。
ということで、ハイレゾの音源なんかも探して聴いてみます。
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