スポーツ

January 19, 2019

戸田の裏解説

 サッカーのアジアカップは戸田の裏解説を堪能しています。

 緒戦では原口の位置がおかしいと前半の早い段階で指摘して、後半始まると高いポジションで相手サイドバックを押し込み、さらに5ラインの内側に入って、長友のオーバーラップをやりやすくなっていると説明。実際に、日本代表は俄然、ペースを握っていったのはさすがだな、と。後出しじゃなく、ハーフタイムのボードでキッチリ説明していた。

 オマーン戦でも、吉田からのロングボールが多く、そこから南野と堂安が相手DFの裏を狙っていると指摘。中盤で回してボールを奪われてからのカウンターを防いでいると指摘。その後、北川がポストプレーができないから、こういうオプションを使っているんだろうと解説。その割には、北川の左右の動きが5ラインの真ん中にほぼ限定されているので効いてないと指摘。後半、すぐの交替は予言かよ、と思ったほど。また、堂安の動きも満足できないと言っていたら交替された。

 それはオマーンは6番が全然、前に出てこないから。武藤が入って、5ラインの真ん中3ラインぐらいの幅で動きだしたらペースを掴んで、伊藤が入って、さらに右サイドも活性化された。にしても、オマーンのピム監督は6番を上がらせないことでバランスとっていたのかも。もし、6番が上がっていたら、もっと日本にチャンスつくられていたのかな、とか。

 日本代表vsウズベキスタンでも戸田の解説は「こうやってサッカーをみればいいのか」というのを生まれて初めて教えてもらった感じ。

 クーペルとなって5戦みているというプレビューでは

・韓国に4点とられた後は19番のシュクロフがバランスをとって前には出ない
・ボールを持ったら攻撃はなかなかやり、22番はいい
・左右のSBの利き足が逆なのでアーリークロスはない

 と言うあたりを強調していたが、これら3点を頭に入れておくだけで、試合展開というか、ボールの動くひとつ先が読める感じ。

 ハーフタイム解説では、ミドルゾーンで日本は失いたくないというのはわかるけど、相手が動く前に蹴るのは気にかかる、と指摘。右サイドの伊東と室屋から崩す時のポジションが出来てない、佐々木が出られないように相手の17番が高いポジョンをとっていたとも。相手の右サイドからの攻撃を防ぐには、乾が攻撃しないで守備するか、2トップが流れるか、という戦術ボード解説はよく分かった。

 後半ではスローインで間に入って抜けていたのはスタートのポジション悪いから、という指摘が印象的。乾の運んでキャンセルというプレーを高く評価していたのはなるほどな、と。原口はスペースを理解している選手という言葉も印象的。

 野球の場合は、プロ野球、高校野球ともテレビの解説に関しては世界一だと感じているので、子供の頃から野球観は養われてきた感じはするのですが、サッカーに関しては一流の解説というのは本当に少なかった。試合そのものよりも、選手やクラブ情報に後付けしてプレーの印象を語るようなものばかりで、スカパーなどが衰退していった一つの原因は「解説がつまらない」ということだと思っています。

 戸田の解説は「いまそこにある試合」のポイントを正確に指摘、それが何回も実際の試合で再現されるので、監督になった気分で観られというか、録画も同時に何回も視聴している感じぐらいの情報量を受け取れます。とにかく、これとヒロミの判定解説をNHKかDAZNはパッケージ化するべきだと思う。久々にサッカーで本物のエンターテイメントに出会えました。

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September 30, 2012

世界トライアスロン横浜大会

Yokohama_triathlon_2012

 2012世界トライアスロンシリーズ横浜大会が開かれたので、見てきました。

 氷川丸が係留されている横浜港を1.5km泳ぎ、マリンタワーから赤煉瓦までの5kmのコースをバイクで8周し、山下公園~神奈川県庁の周回コース2.5kmをランで4周するという設定。

 最高時速50kmぐらいのバイクでテクニカルなコースを駆け抜けていく姿は印象的でした。

 ということですが、考えてみれば、週5~6日、走り始めて、もう4ヵ月が過ぎました。

 もしかしたら、ご参考になるかもしれないと思い、Garminのサイトにアップした記録などを見ながら書いてみます。

 こんなに続くとは思いませんでしたが、今年の5月、6月頃はヨーロッパみたいなカラッとした天気が続いたのもよかったのかもしれません。
 
1)最初の二週間ぐらいで、猛烈に背中が痛くなってきました。仰向けに寝られないぐらい。ということで、以前、交通事故のリハビリで通っていた整体に行ったら、抗重力筋が炎症を起こしているとのことでした。さっそく鍼を打ってもらいました。「トレーニングとケアはセットですよ」と言われて、以降、2ヵ月ぐらい週一ぐらいで通いましたかね。

2)心拍数は自転車用に買っていたGarmin Forerunner 405CXを使って記録していきました。走り始めて1ヵ月ぐらいたち、調子があがるにつれてHRM(ハート・レート・モニター)の数値が高くなり、実際に少し苦しくもなったので
、少し事前の柔軟体操を長めにするようにしました。

3)しかし、なんとなく不安になり、adidasのmicoachを購入しました。これで良かったのが、徐々に心拍数を上げていくことを覚えたこと。まず歩けとか指示してくれて、その後も心拍数120ぐらいに抑えて最初は走り始めるというペースを覚えました。iPhone4にコネクタつけると、持って走るのが重く感じられるので、いまはつかっていませんが、これは買ってよかった、と思います。心臓はひとつかありませんからね。ANT+規格は統一されているから、どんな機器でもコネクトできるんだな、ということも実感しました。

4)7月に入って、いきなり左足の付け根を痛めました。整体師の先生によると大腿四頭筋が炎症を起こしているとのこと。「走るということは片足でジャンプしているのと同じこと。ものすごく負荷がかかる」ということなので、これ以降、10日間ぐらいは速歩に切り替えました。走っていると400~500キロカロリーぐらいを消費するんですが、速歩だと30分弱で150キロカロリー前後でした。

5)その後、恐れていた膝の痛みが出ました。整体の先生によると、心配するほどのものではない、ということだったのですが、以前よりも、ちゃんと膝をサポートしてくれるタイツを履いて走るようにしました。

6)この頃からランニングコースは臨港パーク、新興パーク、山下公園という海沿いが多くなってきましたね。横浜は海沿いに素晴らしいランニングコースがあるという幸せを感じます。もっと、まちづくりにも、こうした要素を取り入れたらいのにな、と思います。

7)最初に購入したシューズはNikeのルナランナーでした。もちろん専門店で選んでもらいました。完全に初心者用ということでクッションの効いたタイプ。その裏が薄くなったので、8月初旬にadidas adizeroにしました。少し、底が薄いタイプ。

8)同時に踵着地ではなく、靴底全体で着地する走法に変えていきました。毎朝40~50分しか走っていないのですが、この時ぐらいから軽く走っても時速9kmぐらいにあがってきましたかね。しかし、フルマラソンを3時間台で走るサブ4レベルには平均時速11kmが必要で、それにはまだまだかな、と。

9)8月はしばし、ランニングよりもスイムの方に運動の中心を切替えました。プールまで自転車で行って、20分ぐらいかけて1000メートル、調子よければ30分強で1500ぐらい泳ぐ感じ。いいリフレッシュになりました。夏休みはずっと泳いで、その前後は土日は泳いでウィークデイがランみたいな。

10)そんな後、12kmぐらい走っている最中にランナーズハイを初体験。走っている最中に右膝と左足の付け根が痛いなと思ったんですが、それでドーパミンが出たらしく、ランナーズハイに。 短く刈った後頭部の逆毛を撫でてもらったような感じ。なんか背が2~3cm伸びたような感じで、ペースが速くなって驚きました。

11)この頃、Garmin Forerunner 405CXが壊れたので610を購入しました。ぶっちゃけ、GPSを補足するのに時間がかかったりして、どんなもんなんだろうかな、というのが今の感想です。

12)先日、金哲彦さんの番組を見て、腕振りはヒジを後ろに引くことを意識すると骨盤が動いて、お尻の筋肉まで走りに動員できるというのに感心。目ウロコでした。東京マラソンは落選しましたが、いつかレースにも出ようかな、なんて考えているところです。

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September 11, 2012

Garmin Forerunner 610を導入

Garmin610

 5月から走り始めて、走っている時の心拍数とか、速度とか、ケイデンスなどの測定と記録は自転車をマジメにやろうと思った時に購入したGarmin Forerunner 405CXを使っていたんですが、バッテリーの寿命かなんかで、お亡くなりになったので、さっそく最新の610を導入しました。

 設定で面倒臭いのはあまり英文マニュアルにもちゃんと書かれていない「USB ANTスティック」だと思うのですが、これは使っていた405CXに付属していたものが、そのまま使えそうだったので、Garminとのコネクトも何の問題もなく進行しました。

 しかし「こういうところがなってないわな」と思うのが、充電用ACアダプタに付けるプラグが英国用とEU用しか付いてこなかったこと。このアダプタは本体+プラグで完成品となり、それに充電用USBケーブルを付けてやっと充電できるんですが、なんで日本用のが入っていないのかな…ということで、これも405CXに付属してきた日本式のプラグを流用しました。

 もし405CX用アダプタがそのまま使えたら、充電用USBケーブルは会社にでも置いておこうかな、と思いましたが、接続部の形状が違うので610では使えませんでした。

 クイックスタートマニュアルが欧州各国語で10冊ぐらい付いていたけど、日本語、中国語はなし。簡単に翻訳できるからでしょうが、ここも手抜きを感じますね。しかも、オーナーズマニュアルは付属CD-ROMに収録するというコストダウンっぷり。

 まあ、そこからへんは問題ないから、さっさと610の本体設定に移ります。

 最初にギュッという感じでタッチパネルを指で押しこむような感じにしないと認識してくれません。

 そしてシュッとスワイプすると、やっと入力できるようになるので、画面下の三本線をタッチしてメニューを呼び出し、まず使用する単位をkg、cmに設定して、消費カロリー量を計算するために身長、体重などを入力していきます。あとは心拍計とケイデンスなどを測定するフットポッドを認識させる、と。

 最初だったので、とりあえず、ここまで設定して走ってみたのですが、以外にGPSの捕捉に時間がかかっていました。だいたい早朝に走っているんですが405CXの時もパッと捕捉できる時と、やたら時間がかかる時があって、上空を飛んでいる衛星の関係だろうか…それとも天候の関係だろうか…などとつまらぬことを考えているんですが、なんなんでしょうね。

 405CXと違い、画面を叩けばタイマー、心拍数、バーチャルトレーナー、時計と4つの表示を切替えられるので、次からは「サブ4(マラソンで3時間台)」ぐらいの速度にバーチャルトレーナーを設定して走ってみようと思っています。

 にしても、バッテリーは持ちませんね。ウルトラマラソンなど長丁場のレースでは、外付バッテリーを持ちながら充電して走るというヒトもいるそうで、なんとかならないんですかね。まあ、あれだけ小さいと、バッテリーも小さくなるんで仕方ないですかね。

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July 02, 2012

micoachを導入

Micoach

 5月上旬から走り始めて、まだ走ってます。

 だんだん効果が出始めたというより、自分の弱点が分かり始めました。

 ぼくは時々、背中がバリバリになるぐらい痛くなる時があって、なんなんだろうな、と思っていたんですが、週5~6回のペースで走り始めたら、とたんに背中が痛くなりました。腕を振るのも痛いぐらい。

 そのうち我慢できなくなって、昔お世話になった方が開業したスポーツマッサージに行ったんですが、「抗重力筋が炎症を起こす寸前です」と云われて鍼を打たれました。子供の頃から猫背で、手足がヒョロリと長く、どうも背中の筋肉には大分負担をかけていたようです。それが、走り始めて、負荷をかけて改めてわかりました。

 このまま運動せずにいたら、もっと歳をとってどうにもならないぐらいの痛みに襲われてもどうしようもなかったわけですから有難いことこの上ありません。

 ということで、毎日、Garminと心拍計、一分で何歩走っているかというケイデンスを計測してくるFootpodをつけて走っていたんですが、もうちょっと科学的にいこうか、ということで導入したのがadidasのmicoach。

 最初に15分間のアセスメントワークアウトをやって、そのデータを送ると、目安となる心拍数にあったトレーニングを指示してくれるという代物。

 iPhoneに付けるコネクタと、どうせだからというので新しい心拍計がセットになっているのを購入しました。なんとたったの8400円。

 新しい心拍計もANT+規格に準拠しているのでGarmin 405CXにもデータを送ってくれますし、Garmin製のFootpodも同じくANT+準拠なのでmicoachでも使えます。というか、明らかに同じ下請メーカーでつくっているとしか思えない代物です。

 心臓はもっとも大切な臓器ですし、肺や腎臓と違ってひとつしかありません。

 元々、安静時心拍数は歳の割には低くて50台でしたが、調子に乗って心拍数を上げる場面もあって、心配になって新しい心拍計とmicoachを入れたのは大正解でした。

 iPhoneにコネクタを付けてトレーニングを選んでスタートすると、心拍数のブルーゾーンからグリーンゾーンに徐々に上げていってくださいという音声案内とともに、所定の心拍数に達したら、そこで維持するようにという指示、あと何分維持するかという予定も教えてくれます。

 にしても、さっき測ったら、安静時心拍数はさらに減って53になっていました。

 たった2ヵ月で、こんなに効果が出るもんなんでしょうかね。

 とにかく、無理せず、膝をサポートするタイツなんかも履いて、気をつけて走っていこうと思います。

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June 02, 2012

Garmin Foot Podを導入

Garmin_footpod

 ここ3週間ぐらい、週5~6日ペースで走っています。

 こんなに集中的に連続して走っているのは、たぶん生まれて初めて。

 これまでは会社の近くにあるジムに通っていたんですが、やっぱり室内だと開放感がなさすぎだし、帰りに飲むことが多くて、あまりトレーニングしても実にならない感じがして、スパッとこっちに変えました。

 年もけっこういっているから、早起きも苦になくなっているので、平日は早朝に走って、シャワーを浴びて仕事に出かけ、土日は近くのアップダウンのある公園まで走っています。時間は平日が30分、土日が1時間ぐらい。

 自転車をやろうと思っていた時に購入したGarmin Forerunner405CXというGPSウォッチとHRM(心拍計)をつけて走っていたんですが、だんだんいろいろ欲しくなってきて、Foot Podも購入しました。

 これは自転車と同じようにケイデンスを測るセンサーで、自転車では「1分間で90回転」ぐらいがいいペースなのに対して、ランニングは「1分間で180歩」がいいらしいです。

 しかし、最初は呼吸がまったくできなかった。口で吸って、口ではくみたいな。

 そのうち無理して呼吸しているからでしょうか、背筋が痛くなってしまったほどでしたが、だんだん走っていくうちに、2拍子で鼻で吸って、2拍子で口ではくみたいな感じになってきました。

 このところの東京近辺の気候はカラッとしていて日があっても涼しく「なんかヨーロッパみたい」な感じで、まあ、どこまで続くかわかりませんが、とりあえず走っていて気持ちいい感じです。

 シャワー後、リビングに置いてあるPCを立ち上げると、すぐにForerunner405CXからデータが送信され、それを見ながら軽めの朝食をとる、みたいなのが楽しみになってきています。

 笑っちゃうほどまだペースは遅いんですが、だんだん、わかり始めた部分もあるので、時速7km~10kmぐらいのジョギングペースから、時速11km以上のランニングに移行していきたいと思います。

 それと、コンプレッションウェアはいいですね。タイツは太ももの無駄な動きをなくし、膝をサポートしてくれる感じありますし、シャツは体幹をサポートしてくれます。

 これから、仕事でも上は体幹サポートのアンダーウェアにしようかと思うぐらい。

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November 03, 2009

FC東京はカップ戦に強い!

Tokyo_win

 05年に続き、ナビスコカップの決勝戦で勝ちましたよ。

 当時も戦前ではやたら劣勢の予想の中での勝利。

 今回も7-0で勝ったばかりでリーグでは首位を走る川崎フロンターレが相手。

 「厳しい試合になるだろうな」と思っていたら、前半戦は、ほぼ一方的に押しまくられていました。

 ただ、潮目が変ったかな、と思ったのはジュニーニョがどフリーのシュートをふかしたあたり。

 ライブで観ていた感覚とすれば、その直後ぐらいに、それまではどうしても相手陣内のいいところまで運べなかったFC東京が、米本の無回転ミドル一閃。いきなり先取点を奪います。

 その後は一進一退でハーフタイム。

 後半戦も押し込まれていましたが、普段はあまりみたこともないようなカウンターが一発で決まって平山が追加点。

 この時点で「まあ、いけるな」と思いましたが、できれば、続く2回の決定機で決めていれば、完勝だったと思います。

 しかし、前回が一人減った後に守りまくってのPK戦の勝利だったのと比べると、立派な勝利でした。

 同時に、5年前にピッチに立っていたメンバーとこれだけ違っているというのも、サッカーという競技の厳しさだな、と感じました。

 ニューヒーロー賞も受賞した米本拓司選手がMVPも獲得しましたが、このまま順調に育っていっほしいです。

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June 14, 2009

Garmin Forerunner 405cx

Forerunner_405_cx_3

 Garmin Forerunner 405cxの運用を開始しています。

 これは何かといいますとGPS付スポーツウォッチ。

 心拍計(ハートレートモニター)がセットされていて、走るだけで自動的に距離と速度を計測するとともに、消費カロリーなどのデータを本体に記録。記録されたデータはワイヤレスでPCに転送し、ASPで管理することもできるという、まあ、使い勝手は別とすれば、アマチュア運動家の理想をほぼ実現しちゃっているようなシステムなんですな。

 個人的にはジョギングとか好きじゃないので(飽きるし膝を痛めるのが怖い)、もっぱら自転車での運用を考えていまして、ケイデンス(ケイデンス(Cadenceは自転車の1分間のクランク回転数、単位はrpm)とスピードを測定できるセンサーGSC10を購入しました(bike scencer)。購入したのはここ。

 さっそくセッティング開始。日本語マニュアルはついていますが、これを読んでセッティングできる人いるんでしょうかね?古い405のままの記述もありますし、元々の英文マニュアルも不親切。うんうん唸りながらセッティングしました。

 まず充電。3時間充電で8時間運用。ほぼコンピュータなんで、電力喰うんでしょうね。普段は時計として使ってもいいかな、と思っていたんですが、これでは厳しいですね。

 充電完了後、最初にすることはGPS衛星をキャッチすること。広い室内で面を上に向けてと書いてありますが、やっぱり衛星信号はキャッチできませんで、屋外に移動。素早くキャッチできました。

 次にすることは心拍計、bike scencerを405cxに組み合わせる(pair)こと。こうした機器はANTと総称されています。pairにする場合は、他のANT機器は10mは離してくれとのこと。心拍計はサクッと認識してくれましたが、自転車用のbike scencerは認識してくれません。何回かやってダメだったので、次の日に後回し。

 ということでPCとの連動に移ります。スティックタイプのUSBメモリみたいなANT ArgentをPCに刺して405cxとペアリング。その後、garminのサイトに行って、製品の登録。すると、様々なソフトが利用できるようになります。

 ということで、初日はここで終了したんですが、なんかUNIXのシステムでストレージをマウントするイメージですね。

Forerunner_405_cx_2

 翌朝、さっそくGIOS SESSANTAにbike scencerを取り付けます。ケーブルタイで締めつけるのですが、ちょっと心配。で、スポークマグネットを車輪に、ペダルマグネットをクランクにつけます。スポークにはマグネットをネジで締めつけるタイプ。クランクにはケーブルタイで締めつけます。

 で、車輪を回すとセンサーが反応。この時点で、405 cxとペアリングで出来るようになります。

 さっそく胸にハートレートモニターを胸に装着。走りにいきました。

 405cxは腕時計のように左手に付けていたんだすが、これではアブない。ということでハンドルの上に付けるマウンターを購入しました。

 で、走って後、Garminのサイトにアクセスすると勝手にデータを転送してくれます。

 すると走った距離は51.1kmとか最高時速は40km超えてるとかいろいろわかります。

 心拍数は最初の頃は110ぐらいでしたが、徐々にスピードがでるに従って130前後になります。最大心拍数は130以下でLSD(ロングスローディスタンス)トレーニングができたな、みたいな。

 にしても、ケイデンスをあげるとすぐに心拍数が上がるし、それも110から150にあがったり、すぐに下がったり。心臓ってスゲー、みたいな感じで素直に感動してしまいまた。

Gios_sessanta_mio

 と、ここまで書いて、Gios Sessantaを購入したことをここで報告するのを忘れていました。

 Sessantaはその名の通り60周年記念モデル。

 エンゾ早川さんに影響を受けていますので、クロモリフレームにカンパニョーロのベローチェで組みんであるというクラシカルな自転車であるところが気に入りました。ついでながら車輪もフルクラスムのRace7。Campagnolo、Fulcrumともエントリーモデルですが、昔、憧れていた頃には高嶺の花でしたので、十分、満足しています。

 といいますか、今のロードレーサーは高すぎますよね。

 世界的なブームらしいんですが、需給がタイトになると価格は上昇するという経済学で唯一ほぼ正しい理論通りに価格が上昇しています。

 前から見るとブラケットといますかブレーキレバーが「ハの字」に見えてカッコ悪いな…と感じるシマノのデュラエースなんかで組んであるイタリアの量産車でも、軽く50万円ぐらいしますもんね。ちょっといいフレームだと、それだけで40万~50万円もする。

 自転車業界が儲かってくれるのは嬉しいけど、必ず需給バランスは動きますから、その時に愛するメーカーには潰れてほしくありませんが、やっぱり短期的には儲けたい気分になってしまうのがニンゲンだからどうしうもないのかな…。

 なんてことはおいとして、感想としては1)Fulcrumのハブって、ペダルを回さないでいるときのフリーの音は「ガッー」っていうぐらい大きいんです。これには驚きました。2)カンパのブランケットは確かに握りやすい感じがします。ただ変速機のタッチはフニャフニャした感じになります。これはベローチェだからでしょうかねぇ…3)Gios Blueがちょっと甘い感じがします。もっと濃い感じじゃないのかな…まあ、Designed in ItalyでMade in 台湾でしょうからしょうがないのかなーぐらいでしょうか。

 写真のは購入した直後のものでずか、盗られるのがくやしいのでTrelockの前三角に付けられるカギはつけています。この後あまりモノはつけたくなかったのですが、Cateyeの前照灯と後照灯、それにポーラーボトルとエリートのボトルゲージを装着しました。

 ペダルは本格的なクリートを履くのがまだ恥ずかしいので、当分、SPDでいくつもりですが、パールイズミのレーサーパンツとインナーパンツは買いました。

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May 10, 2009

Giroが始まった

 100周年の記念大会となったジロ・デ・イタリアが始まりました。

 ツール7連覇のアームストロングが復活し、復帰後初のグランツール(イタリア、フランス、スペイン)に、自身としても初となるジロ参戦を選ぶなど、昨年の覇者コンタドールは不参加なんですけど、結構、話題は豊富です。

 大会初日は、ヴェネチアのリド島でのチーム・タイムトラアアル。

 20kmのコースを、なんと20分ですよ!

 優勝したTEAM COLUMBIA-HIGH ROADは平均時速56kmで走破しているんですから信じられません。

 ライブはスカパーのJ Sportsで見られます。

 契約しているサッカーセットのうち2チャンネルがダブるんですけど、まあ、これまで忘れていて契約していたテレ朝チャンネルを解約したんで(ボロ負けしたU20のアジア予選を見るためだったかな…)、少しはいいかな、ということで契約しました。

 にしても、アーームストロングの回転の多い、クルクル回すペダリングは健在でした。

 山岳で、軽快にダンシングしながらブッチ切って勝ったりしたらスゴイなぁ…と思います。

 総合一位の選手が着るジャージ「マリア・ローザ」(ちなみに今年のデザインはドルガバ)はカベンディッシュが獲得しました。当たり前でしょうけど、コメントが謙虚ですよね「最低2日間だけでも、マリアローザを保持して、できればステージ優勝したい」みたいな。

 アームストロングも3位という結果に「ハイロードとガーミンはこうしたステージのエキスパートだし、アスタナとしてはハッピーだ」「風はこうしたレースにはつきもんだしね」とか余裕。

 あ、所属するASTANAは3位でしたが、個人でもアームストロングは15位でした。


 これから31日まで、毎日が楽しみです。

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September 24, 2008

ペダルにハーフクリップを付ける

Fuji_truck_pro_2008

 Fuji Track Proがやっと入荷しました。いわゆるピスト。Pisteはフランス語で、英語で言えばトラック(Race-track)。日本では語感がいい言葉が使われるのですが、シンプル極まりない自転車の呼び名としては、なかなかいいんじゃないでしょうか。

 メーカーのFujiの前身は日米富士自転車。吸収合併された東食が倒産、カーギル社(Cargill Inc.)傘下で再建、自転車部門はアドバンス・スポーツ社(Advanced Sports, Inc.)に引き継がれて、今でもFujiブランドは健在です。

 そのFujiのピストがFuji Track。非常に安いこともあって大人気で、2008年モデルはほとんど売切れています。最初はFuji Trackの白、ハンドルはブルホーンのを買って、細々とカスタムしていこうかな、と思っていたのですが、なくてはしょうがない…ということで、上位機種のFuji Track Proを捜して、やっとサイズ56のを売っているところを見つけたという次第。

 このFuji Track Proですが、ペダルはNil。つまり、付属してません。自分で好きなのを付けろ、というわけなので、迷うことなく、三ヶ島(MKS)のロイヤルヌーボペダルにしました。

Fuji_truck_pro_mks

 これだけでは完成しませんで、ある程度の走りのためにはトゥクリップが必要となります。いろいろ悩んだのですが、最初はヒモで縛らないハーフクリップでいいだろうということで、同じ三ヶ島(MKS)のハーフクリップを購入。取り付けました。

 タイヤがVittoria DIAMANTE PRO LIGHTだったりして、ややオーバースペックなのですが、徐々に乗りこなしていこうと思います。


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October 16, 2007

ちゃんとしたボクシングを見たい

Olivales

 先日の論評にも値しないような世界タイトルマッチを別としても、すごい!と思うボクシングの試合に、ここ15年近く出会っていません。

 90年代以降、最も衰退したスポーツはボクシングではないでしょうか。

 ぼくがいっても詮方ないことですが、世界王者を決める団体を統一し、インフレ気味のランクをフライ、バンタム、フェザー、ライト、ウェルター、ミドル、ジュニアヘビー、ヘビーぐらいに再編し、価値を高めてもらいたいです。個人的に親父とは仲が悪かったのですが、ボクシングだけは一緒にみていた、というのも今となっては大切な思い出です。そんな試合の中には、いまでも、その話だけで酒が飲めちゃうような素晴らしい試合がありました。オリバレスvs金沢戦なんか残念ながら、DVD化されていなかったんですが、なんと、youtubeで見られるんですね。

 個人的なベスト3バウトは以下の通りです。

SS+ ルーベン・オリバレスvs.金沢和良 世界バンタム級 1971

 当時はまだWBCやIBFなどの団体はなく、世界バンタム級チャンピオンはただ一人。王者に君臨していたのはそれまで65勝61KOという怪物オリバレスのみ。13回の猛ラッシュで精力、気力とも使い果たした東洋チャンピオン金沢は14回、2度までもマットに沈められます。2度目の時は、さすがにこれで終わったと思ったのですが、なんと、気力を振り絞って立ち上がり、無敵のオリバムスに対して「てめぇ、ぶっ殺してやる」と叫びながら立ち向かっていったのです(ちなみに、テレビではなにか叫んでいるな、という程度しかわかりませんでしたが)。金沢の気迫と、最後の力を振り絞ったスイングはオリバレスをおびえさせますが、ついに3度目のダウンを喫し、TKO負け。

 オリバレスvs金沢の試合は1971年の年間最高試合に選ばれたんですが、いまもって日本プロボクシング史上、最高の試合でしょう(ファイティング原田vsエディ・ジョフレもありますが…)。ウエイトコントロールに苦しんだ上に、この試合で金沢に打たれまくったオリバレスは精彩を欠くようになり、72年には王座陥落。フェザー級となりますが、階級を上げたことで、それまでのようにだいたい5回以内にKOで決着をつけるという無敵の強さはなくなります。『明日のジョー』のラスト、破れかぶれになったジョーの強打におびえるホセ・メンドーサは、金沢戦のオリバレスがモデルだと思います。

 Bantamweight Ruben Olivares vs. Kazuyoshi Kanazawa II

 なぜタイトルがIIとなっているかといいますと、金沢はメキシコで一度、オリバレスとやってKO負けくらっているんですよ。だからこれは第二戦目なんです。しかし、互いにクリンチしないし、疲れまくっているのにフェアな試合ですよね…。これと、今、やられているような試合を同じ世界戦と呼びたくはありません。

 Number 199(1988/7/20)でビートたけしさんが金沢和良さんと対談しているんです。金沢さんは、奥さんの実家のお寺を嗣いで和尚になっていたんですが、酒場で出会って以来の友人だそうです。この対談は面白かった(pp.38-41)

たけし こん時おれ、新宿のジャズ喫茶のボーイやってたんだよな。「無知の涙」書いたあの永山則夫と早番、遅番組んでた。ちょうど安保闘争やなんかあって学校行かなくなって、何にもやることがない時でね。でもこれ観て、あれだけ人を熱狂させる人たちっていいなと思った。金沢さんが立ち上がって向かってくとこなんか、涙出てくるじゃない。もう圧倒的な感動があるな。

金沢 この試合の後、この人も引退しようと思ったんだって(中略)。

たけし まぁ、いまの審判だったら止めさせてると思うね。2度目のダウンしたあたりで、やらしてないよ。大体セコンドがタオル投げ入れてるんじゃないかぁ。最後に何と叫んだんですか?
金沢 「てめぇ、ぶっ殺してやる」って。逆に殺されちゃったけどね、漫画ですよ(笑)。あんなにせんだっていいのにね。でも、会場に来ていたメキシコ人たちも凄くこのシーンには感動したって、後で聞きました。
たけし おれ、これを観たとき、金沢って男悔い残ってないだろうな、って思ったね。

たけし (もう辞めたいと思っているんだ、という話の後)だけど、ここで投げ出してすっきりしちゃっていいのか。おれはイヤだよ。金沢さんの試合でいえば、おれ、いま8Rか9Rのあたりだと思っているからね(中略)14R、金沢さんが2回目のダウンのあと立ち上がったファイト、ワーッというあの叫びは、何ともいえないからさ。あれに感動するんですよ。おれもあそこまで追い込まれてなきゃいけないな、っていま改めて思ったね。


SS ロベルト・デュランvs.エステバン・デ・ヘスス 1978

 ガッツ石松は日本が生んだ偉大なるライト級王者でしたが、その石松を含め日本人選手などを相手にしなかったWBA王者ロベルト・デュランが、当時たった一度だけノンタイトル戦で敗戦を喫したWBC世界ライト級王者エステバン・デ・ヘススと統一戦を行った意地の試合。昔でいえば、世界チャンピオンと同級1位の指名試合といったところですが、団体が別れているのでやらなくてもいい統一戦を行ったところがデュランの偉いところ。それを受けたヘススも素晴らしい。12回、デュランがヘススの体を浮かせるアッパー気味の右のカウンターでKO。ぼくが見たパンチの中で、こんなのは見たことがありません。

Roberto Duran -vs- Esteban DeJesus III 1978

SA マービン・ハグラーvs.トーマス・ハーンズ 1985

 3階級制覇を賭けて挑んできたトーマス・ハーンズと初回から激しい打ち合いを演じ、得意のテンプルへの一撃から3回TKOで仕留めた試合。ハグラーのベストファイトでしょう。ハグラーはレナードにタイトルを盗まれれて引退しますが、ミドル級最強王者でしょう。生涯戦績 67戦62勝(52KO)3敗2分。あまりの強さに王者が対戦を忌避し、せっかくチャンスがめぐっても判定で盗まれることが相次ぎ、世界タイトルを取れたのはなんと54戦目。みんな強いと苦労したんです。当時、促成栽培なんか本当に一握りでした。

 Marvin Hagler VS Thomas Hearns

 ハグラーはベスト・バウトもまとめられています。

THE BEST OF MARVIN HAGLER

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