グルメ・クッキング

July 07, 2022

仙台の「鮨徳 」

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「鮨徳」 宮城県仙台市青葉区春日町5-16 シエロ春日町 2F

ここでグルメ系の話しを書くのは久々かも。

六月にオープンしたばかりの「鮨徳」に北海道旅行の帰りに寄ってみたので書いてみます。

店主が修行していた銀座「鮨竹」でのキビキビした働きぶりを頼もしく見ていたので少し出遅れましたが、開店のお祝いに訪問しました。

場所は定禅寺通りに面した「メディアテーク」の近く。店主の徳ちゃん曰く(すいません、馴れ馴れしいかもしれませんが、昔からこう呼んでいたので)「定禅寺通りが昔から好きで、並木道から見える高い空を眺めながら来てもらいたいなと思ったのでこの場所にしました」とのこと。

ぼくは健脚な方なので仙台駅からアーケードをくぐりながら30分ぐらい歩いてしまったんですが、公共交通機関では地下鉄南北線の勾当台公園駅が最寄り駅のようです。

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建物のオーナーの意向で外看板が無いので、少しわかりにくいかもしれませんが、慣れれば、建物自体もシックなので、そちらの方がいいかも。定禅寺通りから一本入った小道に面した階段をトントントンとあがると二階にあります。

「鮨徳」は師匠筋の系譜を辿ると鮨竹→しみづ→新橋鶴八→神田鶴八→ 柳橋美家古と江戸前の誕生期にも達します。徳ちゃんは仙台の老舗の魚屋さんの生まれ。鮨竹の前にも修行していた店があるので…と本人はいたって謙虚ですが、お手伝いをしている弟さんも「新ばし笹田」で修行されていたとのこと。

まずはシンプルですがすがしい店構えが素晴らしい。
これみよがしに木製の氷式氷冷蔵庫をバックに握る店が多くなっていますが、そうしたてらいは一切なし(あれって管理するだけでも大変だと思うんですが…)。
斜めに傾斜のついたつけ台は白木。美家古としみづの美意識を合わせ技で継承してるのかも。
「日本酒がお好きだったんで」と出してくれたなめろうが絶品。

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大将となった徳ちゃんは鮨竹時代から日本酒には詳しく、天候や気分に合わせて出してくれるお勧めの日本酒はまず外れたことがありません。
ジュレのかかった海老も爽やかでした。
この日は朝、旅館の朝食を食べ過ぎたので、おつまに木津、玉子で締めました。
赤酢飯などは系譜通りの仕事ですが、しみづ、鮨竹、鮨徳と玉子だけは店主の個性が出るのも面白い。

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仙台では学生の頃から地元ゼネコンの御曹司に連れられて蓑寿司でつまんでいて、今でも「すし処 岩井」や「すし蓑」など蓑寿司系に行っていたんですが、これからはここかな。
地元の仕入れ先との関係をつくりながら、この先、どう進化していくのか楽しみな店です。

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October 12, 2019

南粤美食の腸詰干し肉貝柱釜飯

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南粤美食 神奈川県横浜市中区山下町165-2 INビル  045-681-6228

昨日は神奈川kaatで宝塚雪組公演の『ハリウッド・ゴシップ』初日を観た後、中華街の南粤美食を訪問してきました。

「なんえつびしょく」と読みます。南越=南粤。

中華街で新しい店を開拓したくなっていて、孤独のグルメでやっていたので観劇後に訪問したのですが、台風来ているのに30分待ちでした。腸詰干し肉貝柱釜飯んまかったです!


このほか、腸詰とビールを頼んで3200円でした!リーズナブルなお値段というか、さすが台風でも行列できる店!このほか丸鶏の塩蒸焼きとアヒルの揚げ焼なんかが有名みたい。


ちなみに、中華街のお勧めは
秀味園の台湾家庭料理
清風楼の焼売(オミヤもあり!)
保昌の中華カレー
この三店しかここ十数年行ってないです。全部、安くて美味しいですよ。ご参考までに。

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May 30, 2019

山元麺蔵でビール

山元麺蔵 京都市左京区岡崎南御所町34 075-751-0677

 ご存じミシュランガイド京都のビブグルマンに掲載されている山元麺蔵を久々に訪問。ここは10年以上前からさくまあきらさんが激賞していた店。

 牛と土ごぼうのつけ麺が有名で、うどんの長さも特徴。

 5月にしては暑い日でしたが、朝9時の一番で無鄰菴を訪れ、縁側で本を読んで過ごした後、5分ぐらい歩いて11時開店の30分前ぐらいに到着。

 開店と同時にカウンターには座れましたが、強烈な陽ざしの中で立って待つことに。まあ、本を読んでいれば苦にならないのですが、相変わらずの人気です。

 こちらはご主人の丁寧な対応も有名ですが、店員さんもあたりが柔らかく、冷たいお茶などをサービスしてくれました。

 最初はビールと野菜の天ぷら。食べ終えたぐらいの「お声がかり」で鶏の唐揚と冷たいうどんが出てきました。

 ここの麺は本当に長いので、麺切りのハサミも付いてくるのですが、ぼくの場合は、一本ずついただきます。

 これだけ頼んで2200円ぐらいなんですから、まさにビブグルマン。

 しかもクオリティが上がっているのが素晴らしい。

 並びに二号店のオープン準備も進んでいて、開店したら少しは並ばないで食べられそう。

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March 08, 2019

「うえ村」の白子コース

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「うえ村」 神奈川県横浜市神奈川区上反町1-10-14 045-311-8814

ご主人は六本木の『味満ん』で修業し、26歳の若さで1994年11月に店をオープンさせました。

『味満ん』は勤めていた会社が六本木だったので何回か行ったことがあるのですが、居酒屋かな、と思うような店内なのに、フルコースなら二人で10枚ぐらい飛ぶという印象的な店でした。

この「うえ村」も高級感を出していない店内の雰囲気が似ています。

コースも似たような感じで、当たり前ですが、せっかくなら白子が食べたいので20000円のふぐ白子コースに。

前菜・煮物・お刺身・白子焼き・唐揚げ・サラダ・ちりしゃぶ・白子雑炊・新香・デザートが出てきます。

当日のふぐは長崎のふぐでした。

黄金色が美しい「ふぐの煮こごり」、「大根煮助子あん」に続いてでてきたのが、ふぐ刺し。驚きの厚引きは軟らかいからこそ。お皿の中央には腹回りの皮と皮の内側の身(とうとうみ)をボイルしたものが山に。カボスを効かした自家製ポン酢、葱、もみじおろしに葱を巻いていただきます。

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そして、メインの「ふぐ白子」。焦げ目までもが美しい。

スッポンもふぐも実は「から揚げ」が大好きなんですが、旨みがギュッと詰まってます。

あとはふぐちり、白子入りふぐ雑炊で〆てデザートの青い桃の実のシャーベットも上品。

ひれ酒は黒(背びれ)と白(尾びれ)の両方をいただきましたが、白が絶品。

お酒も入れると二人で諭吉5枚が必要でしたが、それでも『味満ん』『福治』の半値以下…。

星持ちになって予約が取れず、ようやく行った甲斐がありました。

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September 21, 2018

あさ沼の「合い盛りそば」

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「あさ沼」 山形県新庄市大字仁間33 0233-22-5538

 北海道旅行を計画していたのですが地震と停電で中止して、東北で蕎麦なんかを喰ってきました。

 最初に訪問したのは新庄。

 駅から「さぶん」まで歩いて、念願の鴨南蛮をいただいた後、旧新庄城跡の戸澤神社などをめぐり、そのまま半分、ランニングしながら庄司そばまでたどり着いたら臨時休業。

 しかし、「あさ沼」もそんなに遠くないところにあるので、さらに速歩で訪問しました。

 二時前ぐらいに着いたんですが、民家のようなお店は地元の方で賑わっていました。

 さっそく出羽桜の冷やで喉を潤したんですが、おおぶりの片口になみなみと注がれてきて感激。

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 蕎麦には皮の薄い丸茄子の漬物がついてきました。

 ちょっと塩っぱくて、最高の酒のつまみにもなりました。

 お声かかりでもってきてもらった「合い盛りそば」は田舎蕎麦に驚きました。

 こんなのみたことありません。

 蕎麦の香りたっぷりの蕎麦を堪能しました。

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August 25, 2018

とらきち家のチャーシュー麺

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「とらきち家 」 横浜市神奈川区西神奈川3-1-1 045-491-5953

 激しい運動の疲れをとるために長く泳いで、いつものように家でプロテインを飲むかと思ったけどお腹空きすぎて「とらきち家」でチャーシュー麺をいただきました。

 チャーシューでタンパク質を取ればいい作戦。

  「とらきち家」はかつての家系の名店「六角家」の隣に開店した挑戦的な店です。

 結局、六角家は末廣家、とらきち家に挟まれて閉店。

 子供の頃からのジャイアンツファンだけど阪神は昔から鷹揚に許していたし、今や阪急HD傘下で宝塚と同格というか従姉妹同士みたな関係になったので無問題。

 今時の家系の暴力的なまでに端正なスープはかえしの強さが特徴でしょうか。

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 チャーシューはスモーキー。

 肉厚で豚肩を使っている感じ。

 分厚い海苔、スープによく合うほうれん草も家系の証。

 大満足の一杯でした。

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August 18, 2018

末廣家の大盛りラーメン

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末廣家 横浜市神奈川区六角橋1-14-7 045-642-3400

 ジャンクフードはなるべく食べないようにしているのですが、夏の終わりも予感させるような空になってきて「そういえば泳いだ後のラーメンを今年はやってないな」と思いたちました。

 行列ができないうちに、と11時開店の5分前ぐらいに着くように、2000メートルぐらい泳いでから六角橋の「末廣家」へ。

 六角橋は閉店してしまった六角家、とらきち家など家系ラーメンが立ち並ぶところ。

 この末廣家は創業者である吉村氏から免許皆伝を許された者だけが許される直系店を名乗っています。

 スープは最近の家系らしくワイルドながらも雑味のない味。

 チャーシューはでかいのでモモ肉でしょうか。

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 それを薄く一枚載せています。

 麺は酒井製麺が家系ラーメン店に卸している約3種類のうち吉村家および直系店だけに卸している特注麺みたい。

 など、うんちくを語るまでもないんまいラーメンで、大盛り(麺硬め、味濃いめ、油少なめ)のスープも完飲しました。


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August 16, 2018

ビフテキ家あづまのあづスパ

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ビフテキ家あづま 新宿区新宿3-6-12 藤堂ビル1F 3351-0188

 先日、新宿・末廣亭横にあるビフテキ家あづまを久々に訪問しました。

 安定の洋食屋さんです。

 ぼくは、あづスパ(カレーライス、ナポリタン、カニクリームコロッケのワンプレート)、もう一人は2品を選べるメニューを選択。

 ビール1本頼んで二人で3200円というリーズナブルな夕食に。

 昔は「じゅうじゅう焼き」を食べたかな。

 定食系では末廣亭からもうちょい先の「洋食屋」の方が美味かったけど、もう無い。

 末廣亭とあづまの変わらなさはそれだけで素晴らしいのかも。


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July 09, 2018

横浜魚市場卸協同組合厚生食堂の市場カレー

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横浜魚市場卸協同組合厚生食堂 045-441-5559

 梅雨の豪雨の間をついてのランニングついでにカレーを喰ってきました。

 鉄腕dashのカレー部で紹介されていた横浜魚市場卸協同組合厚生食堂の市場カレー。

 臨港パーク、新港パーク、赤煉瓦、山下公園を巡って帰る12kmのランニングコースを折り返した終盤途中にあるのが中央市場へ。

 すぐに出てきたカレーは、ややシャバシャバしているものの、確かに飽きのこないしっかりしたカレー。

 お代は400円。

 また、お味噌汁がダシが効きまくってんまい!

 さすが鮮魚部にある食堂。

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 水道の蛇口からざっと頭から水をかぶり、持参のタオルで拭いて、それを頭に巻いていただきました。

 場所は有名なもみじやなどのあるビルではなく、道路沿いの裏っ側。

 ワールドカップとか、ユーロとか、CL決勝などを友人たちと見た後「朝飯食ってく?」という時に中央市場は使ってきました。

 これまでは秋葉食堂や飲食街が多かったけど、これからも、ここも連れていきたいと思いました。

 ちなみに営業時間はam3:00-pm3:00。

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March 22, 2018

出石蕎麦

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 出石を訪問してきました。但馬の国は「十分の一殿」と呼ばれた山名氏の本拠地。それにしては鉄道も通っていなくて、なかなか行けなかったのですが、城崎温泉からバスで。

 で、蕎麦ですよ。

 行ったのは永楽と玄(写真も永楽、玄の順)。

 「よしむら」に行こうと思ったのですが、火曜日か水曜日を定休日にしている店が多くて「よしむら」は休み。

 また、永楽は組合に入っていないアウトサイダーとなっています。

 組合系もアウトサイダーも最低5皿からが基本(小皿ですが)。追加も5皿から。

 まあ、とにかく物凄い数の蕎麦屋さんがあって「蕎麦は単価が高くて儲かるんだろうな」とw

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 とにかく寒かったのでぬる燗を所望して、トロロが出てくるのはわかっていたので、わさび芋でも勝手につくってつまみにしようかと思ったのですが、観光地なので、そういった配慮はなく、蕎麦もどんどん持ってこられたのにはまいりました。

 ここらへん「蕎麦はお声がけ」という感じがデフォルトじゃないんだな、と。

 「玄」は最初のひと皿を塩で喰わせます。

 よく整備された街並みはなかなかでしたが、どうも薮系のしょっぱい汁になれすぎているのか…。

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