『NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク』ユヴァル・ノア・ハラリ
『NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク』ユヴァル・ノア・ハラリ、河出書房新社
ジムでの筋トレ→有酸素運動の間に、Audibleで聞きいた本。
下巻をまず「読んだ」のですが、上巻では人類史を「情報のネットワーク」という視点から読み解いています。その中で通信、印刷術やマスメディアの発展を描いているのですが、それをさらに効率化させるために行われているのが、アルゴリズムの最適化であり、さらにAIによって加速されているけど、問題はそのアルゴリズムの途中経過をサピエンスが理解できなくなっていることだ、みたいな。
狩猟採集時代から近代以前の人間社会の情報のネットワークでは、情報は分散した集団内部に限定され、修正は自分の目と耳で確認することぐらいで、情報を「武器化」するには限界があった、と。情報ネットワークが発達することによって、情報の全国民、世界的な共有を通じて「武器化」が可能になった、みたいな。
サピエンスが賢いのなら、なぜこれほど愚かなことをするのか?という例では魔女狩りが引き合いに出されます。
狂ったハインリヒ・クラーマー異端審問官が論破された後に印刷機をつかって創作した『魔女への鉄槌』がベストセラーになり、魔女狩りを拡大させたのでが、16世紀~19世紀にかけて行われた魔女狩りは数万人の魔女を探すのに3世紀かかったのですが(どうしても、それらしき魔女を差し出さなくてはならない場合、共同体の中から一番弱く、関係の薄い老婆を差し出す)、ヒトラーのナチス、スターリンのソ連では情報ネットワークの拡充によって数ヵ月しかかからなかった、と
ローマ教皇がこれほどの権力、権威を持ったのはヨハネ・パウロ二世(JP2)からで、JP2は様々なメディアを使って直接、世界の信徒に呼びかけた、というのはなるほどな、と。一時はほとんどローマ周辺の権力まで落ち込んでいたローマ教皇でしたが、ラジオ・テレビなどの発達によって、自身の考えをヨーロッパからアジアまで直接、伝えられるようになった、と。そういえば、日本に初めて来たのもJP2でしたね。
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