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October 17, 2017

『小説フランス革命』第2部(単行本 8巻 共和政の樹立)

 ジロンド派と連携した蜂起に失敗したダントンは再び8/10に蜂起、今度は成功します。今回はバティーユの英雄、デムーランも参加。パリ市庁舎を占拠した後、ルイ16世一家の住むティルリー宮殿を襲い、スイス傭兵たちとの激闘を制し、臨時内閣を組織。ダントンは首相格の法務大臣に就任。ダントンはジロンド派との連携を続け、5閣僚を与えます。しかし、バティーユと違って、諸層の融和と団結は欠けていた、と。

 そうこうしているうちにフランスに侵攻したプロイセンは進撃を続け、ロンウィに続き、ヴェルダンを包囲。パリは浮き足立ち、反革命分子を摘発するため8/30には全戸の家宅捜索を開始、3000人を逮捕します。

 さらに9/1にヴェルダンが陥落すると、マラーらにそそのかされたパリの住民らは牢獄を襲撃、逮捕されていた反革命分子を人民裁判の名の下にリンチで処刑。マラーはジロンド派の逮捕にまで踏み切ろうと煽りますが、これはダントンが待ったをかけ、粛正の嵐はいったんやみます。

 ダントンらがイギリスの中立を勝ちとっていたこともあり、9/20にはルイ16世の信任も篤かったデュムーリエがヴァルミイの戦いでプロイセン軍に勝利。

 9/21には解散された議会に代わって改めて選挙で選ばれた国民公会が開幕して王制が廃止され、22日には共和制宣言。新しい国民公会には再選禁止で野にくだっていたロベスピエールやマラー、デムーランも当選、議員となります。

 こうした中、元はといえばジャコバン・クラブに属していたジロンド派は右傾化していきます。さらにダントンはカネの使い道が不明朗であるとして大臣を辞任。

 そうこう議会ではルイ16世を裁判にかけるかが議論され、サン・ジュストらは王そのものが反革命であると断罪。調停者役であるダントンが不在の中、「鉄箱文書」が決定打となり、ルイ16世は1票差ながら死刑に。

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