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July 06, 2015

『元素生活』

Genso_seikatsu

『元素生活』化学同人(文庫版)、寄藤文平

 文庫化されたので購入した本。

 化学は苦手な分野というか、共通一次の理系は物理と地学、文系は日本史と世界史でやったので「これ以上、記憶したくない」ということで元素表なんかはスルーしていたんですね。

 もったいないことをしたものですが、まあ、授業も面白くなったし仕方ないのかも。

 しかし、最近になってようやく目覚めました。

 元素は世界がビッグバンから始まった唯物論的なものであるということをクッキリと示してくれます。最初に素粒子が誕生し、1秒後には水素の原子核が生まれ、3分後には水素の原子核が集まってヘリウムができたから今でも水素が71%、ヘリウムが27%とほとんどを占める、と。さらに新しい元素が生まれるためには、温度が1000万度を超える必要があるから、ビッグバンのあとは恒星の中で起こる核融合と超新星爆発で次々に新たな元素がつくられている、と。

 こんな魅力的な元素の世界をJAの大人たばこ講座などのイラストで有名な筆者がわかりやすく解説してくれたのが本書。

 タングステンがなぜ重要かというと元素の中で最も融点が高く高温に強くて炭化させるとダイヤモンドにづぐ超硬合金になるからとか、一方、常温で揮発するのは水銀だけなので、いろんな金属と合わせてアマルガム(合金がつくれるとか、インジウムの産出量世界一を誇った鉱山が06年まで日本にあったとか、43番目の元素テクネチウムはほとんど崩壊していて人工的につくられたとか、面白い特徴がワンポイントで紹介されています。

 ご家庭に一冊!

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