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August 11, 2014

『ニューヨーク美術案内』

Ny_museum

『ニューヨーク美術案内』千住博、野地秩嘉 (著)、光文社新書

 Kindle版で購入。それは旅に同行させるため。遊びに行く予定のNYで何をするかといえば、まあ、街歩きと美術館巡りぐらいしか思いつかないんで。

 この本はライターの野地秩嘉さんが画家の千住博さんに案内をしてもらってNYの美術館を巡り、見所を解説してもらうという内容。

 いまの時代の贅沢とはモノを持つことではなく、《楽しみ方を教えてくれる人、快感を伝えてくれる人と過ごす時間》というプロローグの野地さんの言葉に深く肯く。

 ぼくも、どうしても深く知りたいという展覧会には、知り合いの絵描きさんにご同行を願って、メシを奢らせてもらうぐらいで至福の時間を過ごしたりしているのですが、やっぱり違いますよね。深く、本当に深く味わえます。

 そして野地さんの場合は、NY在住の千住博さんと一緒に美術館を巡るという僥倖をえた、と。

 《いい美術館も多い、チェルシーには最先端の作品を置くギャラリーがある。それにニューヨークには町のなかにもアートがあるんだ、……焼肉とホットドッグもうまいしね》という千住さんの言葉は、この本全体をあらわしています。

 ということで、千住さんはメトロポリタン、MoMA、フリッツを巡り、チェルシーのギャラリーも案内してくれます。

 美術館は壁が大事だとか、使っている絵の具に注意とか、50cmの距離から見ると、画家が描いていた時の視点に立てるとか、目ウロコ話しが満載。

 ずっとアメリカに行く気がなかったのはメシが不味いと思ったからなんですが、その件も《昼はホットドッグです》《昼はさっさと済ませて、夜は焼肉、日本そば、イタリアンのローテーション》《ニューヨークで何千回となく外食をして、やっとたどりついた結論です。体験からの真実です》ということで、メシの方向性も決まってしまいました。

 ホットドッグは23丁目のチェルシーパパイヤ、アップタウンの83丁目のパパイヤキングがんまいそうで、なんでも甘ったるいパパイヤジュースとホットドッグ2本という組み合わせが最強とか。

 ギャラリーではDiaセンター、ガゴシアン、メアリー・ブーン、マシュー・マークス、メトロ・ピクチャー、バーバラ・グラッドストーンあたりをうろつくことにします。ビーコンの「Diaビーコン・オン・ハドソン」も訪ねようかな。

 なら、ホテルもチェルシーにして…などと夢は広がりますw

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