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April 02, 2014

宝塚遠征

Century

 初のムラ遠征といいますか、宝塚大劇場での公演を見に行ってきました。観劇の後は有馬温泉で疲れをほぐし、京都にまわって南禅寺界隈の小川治兵衛作庭の庭を見ながら食事をして、抹茶をいただく、という計画。

 宝塚大劇場周辺は、街全体が阪急阪神ホールディングスによる宝塚チックな都市開発が進んでいました。阪急電車と武庫川をはさみ、宝塚大劇場と宝塚音楽学校まで続く空間は電柱も地中化され、自販機も撤去されていて、駅を降りたところから夢の劇場空間へ導く雰囲気を盛り上げていこう、という意図が感じられます。行ったことはないですが、バイロイトが緑の丘に建っていて、街全体としてもその雰囲気を大切にしている、みたいな。

 阪急阪神HDは駅から大劇場、音楽学校まで続く花の道を中心とした「宝塚ゾーン」をさらに延伸することを考えているらしく、音楽学校の対面にある手塚治虫記念館の後ろにある広大な敷地が開発中でした。ここには商業施設とマンションが建設される予定で、大劇場まで足を運んだ観客が1日遊んでもらえるような夢のゾーンを広げようとしています。

 聞いた話しではありますが、宝塚のマンションはなかなか空きも少ないとかで、小林一三翁が目指した沿線開発をさらにバージョンアップさせ、定住型リゾート風にしようと新たな成功を目指しているように感じました。

 手塚治虫記念館も観てきました。この地で育った手塚治虫さんは、宝塚の影響を多く受けているようで、ヒゲオヤジ、ハム・エッグ、アセチレン・ランプ、金三角などの脇役キャラをなんども別の作品で使う「スターシステム」も、トップスターを中心とした組が様々な作品を上演する宝塚にヒントを得たなんて説明されていました。リボンの騎士が宝塚から着想を得ているというのは有名ですが、「白薔薇のプリンス」と呼ばれた宝塚最大のスター、春日野八千代さんのブロマイドをもとにした手塚さん作の肖像画も展示してありました。

 ということで観たのは『宝塚をどり』『明日への指針 センチュリー号の航海日誌』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』という三本立公演。

 『宝塚をどり』はパッと幕が開いた時が最高に盛り上がっていましたかね。能は、よく分かんない…。三面鏡っぽく見せた狂言風の踊りの方がよかった。鏡獅子は「やっぱり女性は体幹が弱いんだろうか…」と弱々しい毛振りを観ていました。

 プチ・ミュージカル・プレイ『明日への指針 センチュリー号の航海日誌』は娘役トップ・愛希れいかさんの演技と歌が素晴らしかった。男役トップスターを立てないといけないんでしょうけど、舞台上の存在感はすごかったな。全部、目線もっていく、みたいな。

 『TAKARAZUKA 花詩集100!!』は初舞台を踏んだ100期生が頑張っていました。

 100周年記念公演ということで、フランスから振付師、衣装デザイナーが招かれていたのですが、さらに各組トップスターが客演する趣向もとられ、宝塚に興味を持つキッカケを与えてくれた壮一帆さんが愛加あゆさんと共に出演していたのは嬉しかった。

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