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April 09, 2014

第二無鄰庵と無鄰庵

Murinan2

 ムラ遠征といいますか、宝塚大劇場での公演の帰りには有馬温泉で日ごろの疲れをほぐし、京都にまわって南禅寺界隈の小川治兵衛作庭の庭を見ながら食事をして、抹茶をいただこうという感じで旅行計画を立てていました。

 宝塚から有馬温泉に向かう途中、三田で乗り換えの時に寄ったお好み焼き「白水」も忘れられませんでしが(女子ゴルフツアーのスタジオアリス女子オープンが開催される時には、女子プロもよく使うほど)、有馬温泉は到着が夜。翌朝も山あいということで風雨が強く、じっくりお湯につかることに専念しました。

 ということで翌日は雨の京都。時間もないので小川治兵衛作庭の庭でも見に行きますか、ということで、まず向かったのは昼食をかねて「がんこ 高瀬川二条苑」。第二無鄰庵の庭を眺めながら食事をしようという感じ。

 ここの庭園は、最初、慶長16年(1611年)に角倉了以が造りました。高瀬舟で京都の物流を一気に効率化した角倉了以の偉業をしのぶため、お店の前には底の平らな高瀬舟がもやってあります。

 明示維新後、山縣有朋が所有していた時代に小川治兵衛の手が入りました。その後も持ち主が変わって、さらに改修が進められた結果、必ずしも小川治兵衛作庭とは言い切れなくなっている感じなんですが、底は浅いが流れのある池を囲むようにしたグランドプランは小川治兵衛のものではないかと思います。琵琶湖疎水から夏でも水が来るようになって、庭に流水を入れることが可能になったから。

 別名、第二無鄰庵。無鄰庵は「隣に住む人もいない」という意味で、最初の無鄰庵は出身地である長州につくられました。で、二番目がここ、と。

 お店自体は3000円代で気軽な京懐石を出してくれるところで、中国、韓国などの外国人ツアーにも人気になっているような店なんですが、思ったよりもちゃんとした料理を出してくれました。白和えとかちゃんと美味しかったです。

Murinan


 そして、順番では第三無鄰庵ですが、「単独で無鄰庵」と呼ばれているのが琵琶湖疏水のほとりにある別荘。

 目を落とし、やや上げてみると借景の東山、さらに青空とその上にあれば雲という構成が考えられているんだろうな、という、なんとも心落ち着く庭でした。自分が落ち着いてものを考えるために庭を見る。その、余裕をほくたちは完全に失っています。

 なお、無鄰庵では日露戦争開戦の前年に山縣有朋が伊藤博文と総理大臣桂太郎、外務大臣小村寿太郎を集め、対露戦争も辞さないという国策を決めた「無鄰菴会議」が開かれました。


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