クレラー=ミュラー美術館展を見に行く
国立新美術館でやっている『クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に 印象派を超えて 点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで』を見に行きました(12月23日まで)。
オランダにあるクレラー=ミュラー美術館は一度、行ってみたい美術館なんですが、なにせメシが不味い国にはあまり行きたくないタチでして、それがわざわざ向こうからやってきてくれるというんですから、オジャマしました。
展示の中心は後期印象派。
といいますか、モネやシスレー、ピサロなども取組んだ筆触から、それを発展させたスーラの点描と、さらに点描が抽象画に移っていく流れ、みたいなのを見せてくれる感じ。
スーラの『ポール=アン=ベッサンの日曜日(Port-en-Bessin, un dimanche』は初めてじっくり眺めましたが、銀色の金属製の額縁に入っていて、さらに画面全体が暗い線(もちん点描)で縁取られているというのは、初めて知りました。
展示されていたスーラの作品では『グラヴリーヌの水路、海を臨む』も同じような額縁と暗い縁取りがされていましたね。
『ポール=アン=ベッサンの日曜日』は手前の手すりが影になっているところが全体を引き締めているんですが、全体の縁取りもそうした効果を狙っているんでしょうかね。
モンドリアンの『赤と黄色と青のあるコンポジット(Compositie met rood, geel en blauw)』『グリッドのあるコンポジション5:菱形、色彩のコンポジョン(Compositie met raster 5: ruit, compositie met kleuren)』も見ることができたのは嬉しかったです。
画家たちは孤独だからでしょうか、グループで創作することがよくあって、そういった場で筆触の技法が広まり、やがてスーラによる色彩分割による点描に至るということなのかな、と。
点描の画家ではテオ・ファン・レイセルベルハ(Théo van Rysselberghe, 1862-1926)の絵が明るくて、まるでルノアールが点描を試みているような感じで印象に残りました。《7月の朝》あるいは《果樹園》あるいは《庭園に集う家族》とか《潮騒のペール=キリディ》とか。
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