PENTAX K-3と一週間
リコーイメージングのモニターで「PENTAX K-3」をお借りしていまして、手持ちのDAレンズなんかもあるんで、いろいろ撮ってきましたので、その感想をランダムに。
1)気持ち良く切れるシャッター
撮っていて、気持ちがいいな、と思わせるのはシャッター音と、そこから感じ取られるシャキシャキした動きではないでしょうか。
K-3はずっと連写モードで使っているんですが、3個のモーターで、シャッター幕、ミラー動作、絞りを個別に動作させている上、ミラー動作が速くなり過ぎた為ショックを吸収するダンパーを装備しているので、本当にスムース。
こちらの連写性能を比較した動画でも、凄いなと思わせてくれます。
2)2400万画素のAPS-CならRAWでというトライも
K-3はAPS-CのCMOSセンサーで2400万画素という少し前のフルサイズセンサーの画素数を実現しています。
画素数が増えればいいとは思っていませんが、フルサイズが3600万画素に移行しているなかで、APS-Cも2400万画素に上げていっているんだろうな、と大人の事情を推察するしかありません。
もちろん、普通にJPEGで保存しても美しい写真は撮れるのですが、せっかくですので、RAWでも保存して現像してみることにしました。
カードスロットルも2つあるので1をRAW、2はJPEGで保存にセッティング。
普段はISO800ぐらいにしているんですが、これでは、とても夜景は撮れません。しかし、あまり上げすぎるとノイズが出るということで、これまではあまり狙っていませんでしたが、せっかくのチャンスですので、ISO25400と限界の一歩手前にセット。
また、重い三脚を持っていたんでは、Pentaxが支持されているであろう軽快な撮影ができるという趣旨から外れると思ったので、手持ちにしました。レンズはsmc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8ED AL。
3)ISO25400で夜景の手持ち撮影
ローパスセレクターはPENTAXが独自開発したSRシステムで実現しているんですが、それは磁力でセンサーを浮上させて、高速・高精度にセンサーの位置を制御する技術。浮上磁力を強化したことによって、従来の3段相当の手ブレ補正効果が3.5段に向上したとのことですが、こんなところも頼りにしました。場所は霞が関。
RAWデータをSILKYPIX5で現像したら、個人的には、これまでにない写真が撮れたと思います。
もちろん、もっと上手い方が撮って、現像すれば素晴らしい結果が得られるのでしょうが、カメラ好きのアマチュアが「夜景」を撮りたいと思い描いてきたものは、写っていると思います。
ほとんど見たままですよ、色とか。すごい進歩だな、と。
チョートクさんは、写欲を刺激されるカメラとか、視線が活動的になるなんていうことを言っていたと思いますが、PENTAX K-3はぼくのような怠惰なカメラ好きにも新しいことにチャレンジさせたくなるものを持っているな、と感じます。
ということですが、もう1枚は愛宕山で撮った完全AUTOの1枚。レンズはsmc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited(旧タイプ)でした。
4)不満なポイント
最初に持ち出した時は35mm判換算で広角27.5mmから望遠207mmのsmc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6を付けて、とりあえずは完全オートで。
この時感じたのは、良くはなっているものの「やっぱタングステン光だと多少、黄色被りが残っているかな」という感想。
あとね…これは言ってもせんかたないことかもしれませんが、ストラップはもう少しい良いのを付けてほしいな、と。あまり今は太いストラップ流行らないんでしょうかね…とりあずK-20Dをぶら提げていたオプテック(OP/TECH)のストラップを付けていました。
あと、たまたま会った知り合いのニコン派とキヤノン派のプロカメラマン2人にも触ってもらったら「軽いな」「シャッター音、意外と静か」「DA 18-135mmはズームの繰り出しが重い」という感想をいただきました。
ということで、持ち出した初日の最後はワインバーでホワイトバランスを調整して撮りました。レンズはsmc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited(旧タイプ)。
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