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August 12, 2013

悪が匂う三津五郎の新三

Kabuki_1308

 昔、歌舞伎座の8月といえば、三波春夫さんや萬屋錦之介さんの公演が行われていました。

 いまほど人気がなかったわけですが、そんな中で、昨年亡くなってしまった十八世勘三郎が怪談物も演目に入れて、三部構成で軽みも出して夏の風物詩にしていったのが20年前ぐらいからでしょうか。

 第五期歌舞伎座が開業して初めての納涼歌舞伎も若手中心で盛り上がっているようで、嬉しい限りです。

 見物したのは、勘三郎ゆかりの「髪結新三」と、七世歌右衛門を見据えている福助さんの『色彩間苅豆 いろもようちょっとかりまめ(かさね)』をやってくれる二部。

 新三を演じるのは三津五郎さん。四月の杮葺落興業では「お祭り」、六月の助六ではお名残公演で勘三郎が見せた通人を三津五郎さんは演じているんですが、松竹は、勘三郎さんの立ち位置を三津五郎に求めているんでしょうか。

 勘三郎さんよりも悪の魅力が出ていて、色気のある新三でした。

 弥十郎の家主長兵衛もよかったな。

 勝奴はいつものように勘九郎。勘三郎さんとの舞台を思い出しました。

 弥太五郎源七を演じた橋之助はかさねでは与右衛門を踊る。

 揺るぎない踊りで素晴らしかった。

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