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April 16, 2013

柿葺落興業と吉兆

Kicho

 歌舞伎座の柿葺落興業、見物してきました。

 観たのは三部の盛綱陣屋と勧進帳。

 盛綱陣屋では仁左衛門さんと吉右衛門さんがきまるところが素晴らしくて、「あと何年かしたら、柿葺落で覚えているのはこの場面だろうな」と感じました。

 金太郎も可愛くて、それこそ、いつか幸四郎を襲名した時に、この芝居を観たなんて自慢できそうだな、なんて思いながら見物していました。

 化けてほしい篝火の時蔵さん、早瀬の芝雀さんは無難すぎる感じだけど、その控えめな感じが盛綱と秀盛を引き立てるのかもしれません。

 ということで幕間。

 せっかくなんで吉兆で弁当を使いました。もちろん、吉兆貞翁もつけて。

 お吸い物の出汁なんかはさすがです。

 でも、慌ただしかったな…。お茶飲んでいる時なのに「幕間が近づいておりますので」と席で清算をお願いされてしまいました。

Kabuki_bukko

 その後、三階の明治以降に物故された歌舞伎役者の写真に挨拶というか、十五世羽左衛門さんにご挨拶。

 この中に富十郎、芝翫さん、雀右衛門さん、勘三郎さん、團十郎さんが入っているのが寂しかった…。

 と、フト、お手洗いを覗いたら、すごい行列。特に女性の方。

 歌舞伎座の杮落し、三部はムリあるな、と感じました。幕間短すぎるのは女子トイレの凄い行列をみただけでわかります。和服きて行くなら、覚悟が必要なレベル。

 歌舞伎座では、らぶりんこと愛之助さんをつかって「きもので観る楽しみ」なんていうキャンペーンをHPで展開していますが、現状では、きもので観る苦しみを味わうことになりそうです。

 あー、これじゃ間に合わないな、と思って席についたら、勧進帳が始まっても場内はざわついている。

 歌舞伎座、初めて見物するお客さんが多いみたいで、演ってる最中もずっと喋り声がしていたし、イヤホンガイドの音が漏れるほど大きな音でかけてたり、なんか木挽町に動物園が引越してきたいみたいでしたw

 なにせ冨樫の音羽屋さんが、セリフいい初めても場内ざわざわしてるというレベル。

 江戸庶民の娯楽なんだから、あんまり固いことは言わないけど、ちょっとガッカリ感…。毎月、どの程度、歌舞伎座の観劇環境が改善されていくか、定点観測しますw

 最後、弁慶の高麗屋さんに「たっぷり」という声が大向こうから掛かっていたけど、張り切ってやるから、役者さんも、間とりまくり。そういえば、盛綱の松嶋屋さんも、首実検で、十五世羽左衛門もかくや…というぐらい、間をとっていましたっけね。

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