蒲田・寿々喜の鰻重
池上の実相寺というところで落語会があって、古今亭志ん輔師匠と柳家喜多八師匠の二人会を堪能しました。喜多八師匠はやかん舐めともぐら泥だったけど、すごく気が入ってて、仕草もすごかった。志ん輔師匠も子別れと唐茄子屋政談をどちらもフルでやるぐらいな気の入りよう。いいもんを見物させてもらいました。前座さんも含めて五席聴いたのですが、うち二席が女郎買いの話、一席が泥棒の話。仏教は寛容でいい思いましたwということで、友人たちと軽く一杯ということになり、蒲田へ。
お目当てのベトナム料理屋は満席で、日曜日とあって何回か入ったことのある居酒屋も休み。まあ、ちょっとブラつこうということで西口を歩き、東横線の線路伝いの昭和な飲み屋街を歩いていたら、そうした中でも、ひときわ昭和丸出しって感じの店に遭遇。チラッと覗くと店員さんたちが割烹着を着てきびきびと働いている。佇まいもいいし「断じて入れ」という心の中の声に従ったら大正解でした。
鰻目当てというよりは酒を飲もうということだったので板わさ、鶏わさ、焼き鳥、お新香などをオーダー。板わさと鶏わさはは薬味の刻みネギがポイント。ザクザクしたネギが日本酒に慣れた口をシャキッとさせてくれます。蒲鉾も立派だし、鶏肉も厚い。と見る間に店内は満員に。笑点を放映する前に満員になる店が悪かろうはずもなし。
居酒屋メニューの後は白焼きに。小ぶりな鰻でしたが、酒飲みに嬉しい味でした。最後は鰻重で〆。背開き、蒸し焼きで焼き目がしっかり入っているタイプ。タレは濃い目。関東風の味で、子どもの頃から喰い慣れている味って感じ。ご飯は超固い系。
店内は4×4のテーブルが4つに、その周りを同じく4×4の小上がりが4つというのが1階。小上がりにはおひな様も飾られていて、こういう心遣いが嬉しいなぁ。
次もぜひ再訪したいと思いました(RX100を忘れたので写真はiPhone5です)。
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 南粤美食の腸詰干し肉貝柱釜飯(2019.10.12)
- 山元麺蔵でビール(2019.05.30)
- 「うえ村」の白子コース(2019.03.08)
- あさ沼の「合い盛りそば」(2018.09.21)
- とらきち家のチャーシュー麺(2018.08.25)
Comments