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October 04, 2011

『坂東玉三郎特別舞踊公演』

Tamasama_dance

 歌舞伎役者の舞踊公演はほとんど行かないのですが、そろそろ歌舞伎の成分が足らなくなってきたという自覚があったので、日生劇場で26日までやっている『坂東玉三郎特別舞踊公演』を見物しにいきました。

 「傾城 吉原絵巻」「藤娘」「楊貴妃」で、踊るのはそれぞれ20分、25分、30分。

 中幕での歌舞伎舞踊では時々、寝てしまうこともあるんですが、今回の公演は、演目それぞれに工夫があり、坂東玉三郎という一個人と同じ時代をともにできる幸せを味わいました。

 『ふるあめりかに袖はぬらさじ』の時もそうだったんですけど、すべての演目を非常灯も消した真っ暗なとこから始めていました。

 幕間のざわめきがパッと消え、パッと明るくなると、そこに玉さまがいて、その踊りの世界に一瞬のうちに引き込まれます(楊貴妃だけはちょっと違いますが)。

 長唄舞踊の「傾城」では、最後が冬の踊りになるんですが、欄間に見立てたところから、バックに雪が降るのが見えるという演出が素晴らしかった。

 「楊貴妃」の衣装でやるカーテンコールも所作が素晴らしかったんですが、なんと初日ということからか、玉さまが動いている最中に、緞帳が降りてきて、しかもそのスピードが早過ぎて少しだけハラハラしました(あとで係が玉さまから怒られただろーな、みたいな)。

 新しい歌舞伎座の1ヵ月公演で、娘道成寺を踊ってもらいたいな、と思います(菊之助さんは、玉さまから「好きな人がそばにいるつもりで踊りなさい」とアドバイスされたといいます)。

 というか、体力が許せば、新しい歌舞伎座で最初に道成寺を踊るのは玉さましか考えられないんですが…

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