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July 30, 2011

樓外樓飯店の酔っ払いエビ

Rou_gai_rou_yopprai_ebi

樓外樓飯店 港区赤坂2-6-5 赤坂からす亭ビル 1F 3585-1231

山外青山樓外樓 山外の青山、樓外の樓
西湖歌舞幾時休 西湖の歌舞、幾時か休まん
暖風薫得遊人酔 暖風薫りを得て、遊人は酔い
直把杭州作汴州 直(ひたす)ら杭州を把(もっ)て、汴州(べんしゅう)と作す

 南宋時代の詩人林升の『題臨安邸』という詩です。

 意味をそのままとれば、金に追われて杭州を仮首都にしている南宋の人々は、美しい西湖の元で酔っ払い、本来の首都である汴州(べんしゅう=開封)を奪い返す気概を失っているようだ、という漢詩らしい悲憤慷慨の詩でしょう。

 しかし、いまとなっては、杭州のゆったりと流れる時間の中で人生を楽しむ人々の姿が印象的に立ち上がってきます。

 今年のGW、上海から高速鉄道に乗って杭州に行き、一日、西湖に遊びましたが、そこで「楼外楼」というレストランを見つけました。

 「へー、西湖にも楼外楼って名前の店があるのか」と思って、そのときは「山外山」という店で東坡肉なんかをいただいたのですが、どちらもこの詩に店の名をとっているとは知りませんでした(山外青山という名前にしなかったのは、やっぱり青山というのは縁起の良い言葉じゃないからなんですかね)。

Rou_gai_rou

 それを知ったのは今週。

 赤坂の楼外楼が突如、閉店してしまい、新橋にカジュアルな姉妹店「酸辣家」などは出ても、なかなか本店再開とならなかったのですが、ようやく7/18にオープンしました。

 場所は「たい家」の隣。

 前の所より、かなり赤坂見附に寄りました。

 「お久しぶり!」ということで社長に挨拶して、西湖のことなんかを話していたら、お店の大きな飾りガラスに書かれた、この漢詩を紹介してもらったんです。

 そもそも、1958年に西湖の樓外樓から料理人を招いて、上海料理を提供するレストランとしてスタートしたのが、赤坂樓外樓だった、とのこと。

 なんでも、西湖の樓外樓でも、日本の赤坂樓外樓のことは有名で、そこの董事長は「あそこはウチの支店」と言っているそうですが、もちろんそんなことはありませんw

San_gai_san

 まあ、お店の話はそれぐらいにして、オープンして日が浅いということもあって、名物の「わたり蟹の老酒漬け」は「漬かり方がまだ浅い」ということだったので、代りに「公宝明蝦」を出してもらいました。

 三種盆から始まって麻醤鮑魚(鮑の白ごまソース)、生辺韮黄(黄韮の炒め物)、SPのマコモ筍の炒め物なんかをいただきましたが、半年弱のブランクを感じさせない味でした。

 で、これからは、もう少し、行く回数を増やそう、と。

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