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March 19, 2011

『大竹聡の酔人伝 そんなに飲んでど~すんの!?』

Suijinden

『大竹聡の酔人伝 そんなに飲んでど~すんの!?』大竹聡、双葉社

 『週間大衆』連載の『飲めよ歌えよ酔人伝』を単行本にした本。

 いやー、いいですな大竹さん。

 雑誌『酒とつまみ』でノツクアウトされて以来、大竹さんの本を読みまくっているんですが、ほんの少しのダブリしかまだ見つけられていません。

 つまり、毎回、毎回ネタ満載。

 ぼくは大竹さんを現代の山口瞳さんだと思っているんですが、連載途中からだんだん乗ってくる感じが分かるのがいい。

 一番イイのは「ブラックアウトエクスプレス」でしょうか(p.146-)。

 そもそもゲームはしないし、一心にケータイを使っている人を見ても、何をそれほど通信する必要があるのかが、わからない。
 だから生酔では電車に乗れない。もっと深々と酔っていなければ…。

 ということで意識が半分飛んだようなブラックアウト状態になると「電車はどんどん走る」「各駅停車であっても、あっと気づいたときにはけっこう遠くまでだどりついていたりする」と。

 しかし、もちろん落とし穴はあります。武蔵境で降りようと思って八王子で目覚めるという空しさも経験しますし、とにかく「ブラックアウトエキスプレスは酔人をいろんなとこへ連れて行く」ということで、笑えるエピソードが満載です。

 「相手が誰であれ、もう少しちゃんと喋らないと、痛い目に合うよ」と時々、説教口調になるあたりもいい(p.219)。

..........................

 ということで、東日本大震災の後も、個人的には順調に飲んでます。

 被災地の方々には申し訳ない気分もあるのですが、日本の経済が自粛ムードでシュリンクしては、肝心の復興も長い目でみればあまくいかないんじゃないかと理屈をつけ「経済ボランティア」だと自称して、日々、盛り場に通っています。

 まあ、人通りも少なく、照明も暗く、寂しいですわな。

 飲食店なんかも、人が来なくて困っているようです。

 会社が企業防衛的に自粛とやるのはしょうがないかもしれませんが、PDF版の09年(暦年)の内閣府「国民経済統計計算確報」によると、第三次産業のシェアは74.9%であり、卸売・小売業だけで12.3%と第二次産業(23.8%)の半分以上もあるんです。サービス業たるや23.0%。消費に支えられているここの部分がダメになったら、正直、日本経済はガタガタになってしまいます。

 南部美人の中の人がツイッターで「岩手県内、東北では「酒を飲んでいる場合ではない」の状態です。ほかの地域の皆さんに東北の酒を飲んでいただかないと、復旧してから経済的にダメージを負ってしまいます。ぜひ飲むことで支援をお願いします」とつぶやいているので、今日も東北地方の酒などを含めて、飲もうと思っています。

 愛するサッカー界でも、「サッカーを愛する人にできること~Football saves Japan宣言~」という活動が始まっています。

 個人的には、毎日、普通に仕事を頑張って、帰りには飲み屋さんで飲んで(共同炊事みたいなもんですから、節電にもなるんじゃないでしょうか)、「サッカーを愛する人にできること」を通じてサポートしていきたいと思います。

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