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December 19, 2009

GXRを導入

Gxr2

 発売初日に買って、テスト撮影みたいなのを終えての感想は「ここ数年で、最も革新的なカメラ」「趣味がカメラな人なら売り場GO!」です。

 特に50mm/F2.5の写りは最高。

 ライカのズミクロンとかズマールを思い出させるような、なんともいえない空気感まで写し取るレンズだと思います。

 結論は、買うか買わない迷っている方は、全力で売り場へ!ということでしょう。

[発表]

 リコーが、ウワサされていたヘンテコレンズ交換式カメラを発表したのは11月11日、雨の朝でした。

 2年ぐらい前から流れていたウワサを聞いた段階では「ウソだろ」「んなアホな」みたいなのが第一印象。だって、レンズだけじゃなく撮像素子が一体となってる仕様なんですから、誰でも「撮像素子がもったいないじゃない」と考えます。

 でも、いま進化しているのは撮像素子。ならば、ボディに固定されるより、レンズにくっつけてしまった方が、カメラシステムとしての寿命は若干ながら延びるかもしれません。チョートクさんがどっかで書いておられましたが、ファッション関係のプロのカメラマンでも、キヤノンの40Dとか50Dなんかをほとんどメンテナンスすることもなく、1年で使い捨てていくような時代になってきていますし、昔みたいにカメラは耐久消費財と考えるのは間違いなのかもしれません。

Gxr1

 とにかく、全く新しいコンセプトの製品を考え出して、ここまで完成させて出すのは素晴らしい。ということで、GX200、CX1、CX2、GRD3と4台も見送った愛するRICOHの製品ですが、ボディと50mmレンズユニットを購入することに決めました。

[ファーストタッチ]

 ヨドバシカラで実機に触ったのは11月29日。GRDと比べるとボディの剛性が高いし、ダイヤルひとつひとつのつくりもしっかりしている。ただ、50mm/F2.5の合焦スピードがやや遅いと感じましたが、マクロに入ったままでした。通常のモードに戻せばストレスはあまり感じません。

 Nikon DXsに50mm AF-S NIKKOR 50mm F/1.4Gを付けて試し撮りした時も「ん?ちょっと遅いな」と感じて聞いたら、胸を張って「C社さんと違って全てのレンズを駆動させて画像を最適化していますから」と言われたんですが、イメージとしてはそん感じ。何を言いたいのかと言うと、全レンズ駆動かどうかは知りませんが、思ったよりちょっと遅い、という感じ。

 確かにマクロでは遅いし、いろんところでも「遅い」とは書かれていましたが、ぼくは違うと思っていました。チョートクさんもGXRの50mmでマクロ撮影だと往復ばかりでピントが合わないという「声」を笑って、マクロのピント合わせはマニュアルが基本でカメラ自体も移動させてペストのピントを確認するのが常識と書いてあるのに同感しますもん。考えてみればオートフォーカスでしか撮ったことのない人が多くなってきたので、この感覚がわからないのかもしれませんが(ちょっと恐ろしいことですw)。

Gxr3

[セットアップ]

 ということで発売初日に購入しました。

 株価も戻してきているし、24-72も、ファンインダーもいってしまいました。

 レンズには保護フィルターを付ける主義なので50mm/F2.5にはKenko Zetaを付けようと思ったのですが、40.5mm径の小さいシリーズは出ていないので、通常版のにしました。銀塩時代はミノルタのフィルターがライカのOEMだったというウワサもあったし、そういう気分で使うとなるほど、と思わせるものがあったのですが、今はどうなんでしょうね。24-72には自動開閉式保護キャップCL2を付けます。しかし、この保護キャップはRICOHの良い意味でのアマチュアリズムが感じさせられていいと思います。

 バッテリーはGR、GXシリーズやR、CXシリーズとも違う新設計のDB-90。最初の充電は5時間かかるとマニュアルには書いてありましたが、4時間で終了しました。

 ファンイダーは最後まで悩みましたが「一眼」をうたっている機種なので、まあ、使ってやろう、ということで購入。ただし、挿入時のクリック感が足りませんでした。そこだけがちょっと不満。

 バッテリーとSDカードの挿入スロットはこれまでのシリーズと変らない感じですが、バッテリーの片一方にRが付いていて、以前の機種と比べて方向が間違えにくくなっています。こうした細かな所を日本のメーカーは嬉々としてとカイゼンしていくから素晴らしい。

Gxr6

 いつもカメラはバッグの中に入れておきますが、GRD IIとR10の場合はケースに入れています。でも、一眼の場合はクッション性のある巾着袋に入れて持ち歩くようにしているので、机の奥で眠っていたHAKUBAのを引っ張り出しました。後は、プアな出来ですが、ストラップを付けてセットアップを完成。予約特典の革製ストラップも楽しみですが、ちゃんと「プロ結び」にしました。時々、ストラップが外れてカメラを路上に落下させている方がいますが、これを知っておけば、んなバカなことでカメラを壊しませんので、ぜひ、お試しを(しかし、こうした技を開発したニコンのブロショップって素晴らしい)。

[撮影]

 昨日は「FWFプレゼンツ サポティスタ忘年会2009」が千駄ヶ谷・ディスコパンツで開かれましたので、さっそく試し撮りに行ってきました。

 なにしろ暗い。

 ISO800じゃ歯が立ちません。

 サッカーバーは基本、大画面で放映されるサッカー中継を見るんで室内は暗いんですね。去年はFotNickで行われまして、その時はPentax D20+6-50mm F2.8ED ALで撮りました。Pentaxは黄色がかぶるんで、あまりISO上げたくないということから1600で撮ったんですが、半分ぐらいがブレてました。

 ということで、今回は、テスト撮影という意味もあって、ISOは3200まで上げ、あとはAWBを白熱灯にして撮りました。

Gxr4

 何枚か撮って液晶モニタで確認したんですが、その時点での第一印象は「酔いが写るカメラ」。Nikon DX3に始まった、超高感度撮影時の画面の破綻のなさが、DXRぐらいの機種にも降りてきたんですねぇ。

 銀塩モノクロ時代、トライXを使ってせいぜい増感現像しても1600ぐらいが実用的でした。それ以上だと飛んでしまったり、粒子が粗くなって、特殊効果を狙った場合以外は使えませんでした。

 それが、今回、ISO3200でも、ホワイトバランスにほとんど破綻がありません。驚きでした

 もっとも、レンズは50mm/f2.5を使った場合のみ。ズームの24-72では、さすがに荒れていましたが。

 ぼくは昔、欲しいけど、どうしても買えなかったカメラがあったんです。

 それはミノルタCLEとコンパクト機のGR21。

 学生時代にニコンFEを買ったばかりだったので、無理して買おうと思えば買えたけど、いけませんでした。

 社会人になってからも、Lマウントのライカ用のレンズとなったRICHO GR21は買ったけど、コンパクト機のGR21は見送りました。

 どちらも欲しいし、直感では素晴らしいカメラだと分ってはいるんだけど、ちょっと特殊すぎて買えない、という感じでしたかね。

Gxr5

 当時、CLEは一眼レフ全盛時にわざわざレンジファンイダーを買わなくても、という感じがしましたし、GR 21は画角が広すぎと感じてました。

 で、同じように、もし悩んでいる方がいたら、これは絶対買いですよ。

 買わなかったら、CLEやGR21を買わなかった小生のように後で悔やむと思いますよ。

 レンズは50mmが絶対のお奨め。

 中判はやらないので、これまで使った35mmのレンズで比べると、個人的にはGR21、ライカのズミクロン35mm/F2、コンタックスのプラナー45mm/F2と並ぶぐらい好きです。

(写真で、もし「困る」という方がおられましたら、すぐに別のものに差し替えますので、おっしゃってください)

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