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October 12, 2009

根津美術館の庭と茶室

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 10/7にリニューアルオープンした根津美術館。

 子供の頃から、一番通った美術館でした。

 とはいっても、ほんどは庭を散歩していただけですが、

 高校生から大学生ぐらいの時には、よく青山のドンクやアンデルセンでサンドウィッチを買って、庭園の中にある茶室の縁側で本を読みながら食べました。

 茶室は全部で4つあります。

 近くに東京女学館とか実践、聖心なんかの女学校はいっぱいあっりましたし、もちろん青山も近い。

 どこの女学校かは聞かなかったけど、茶道部の子たちもお稽古に使うことができていたと思います。

 こうした場を、上品な女学校の茶道部に提供するなんつーのは素晴らしい社会還元ですよね。

 で、ぼくがサドウィッチなんかをパクついていると「あのぉ、雨戸を開けるんで…」とか言われて、あわててどいたなんてことも、ありました。

 今となっては本当にいい思い出です。

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 ぼくの家は豊かではなかったし、東洋の古典にふれるような環境もありませんでした。

 そんな中で、漢詩を含めて東洋の文学、美術に関心を深めていくことができたのは、近所に根津美術館があったからだと思っています。

 最初は裏口から入ろうとしましたが、やっぱり随分前からと同じように閉鎖されていました。

 ここから入るのが根津美術館のプロだったんですがねぇ。

 入場料は寸志というか「庭の維持にご寄付ください」でした。

 当時は10円を入れるのが精一杯でしたね。

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 ということで、正面玄関にまわって、すぐに庭へ(あ、建物の設計は隈研吾さんです)。

 昔、サンドウィッチを頬張りながら本を読んでいた茶室はこんなだったかなぁ、もっと広かったと思ったけどなぁとか思いつつ散策。

 裏門のあたりに着くと、門自体が撤去されていました。

 ちょっとガッカリ。

 昔からの執事っぽい係の人(元々は根津家のものだったですからねぇ)に聞いてみたら、「小田原に移設した」とのこと。

 昔はここからタクシーが入ってきて、表参道に抜ける裏道としても使われていましたから、傷んだんでしょうね。

 子どもの頃には庭でよく遊んでいたんだけど、大人になって嘉一郎さんと知り合い、美術館にも行くようになったとか話していると「土日は、よくこちらで過ごしておられました」と語っていた。。

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 茶室は今回のリニューアルでキレイにしたそうです。

 一番の茶室、弘仁亭・無事庵はぜひご覧になってください。

 とても青山とは思えませんよ。

 まさに市中山居。

 さすが根津財閥です。

 池もキレイだったし、これは1200円出しても入る価値ありますよ。

 数年間、人の足に踏まれなかった苔がなくなりそうなのは少し寂しいけど。

 記念展示では、初代、根津嘉一郎の初陣茶会で使われた道具が、茶室で、そのまま再現されています。

 国宝の那智瀧図、江戸時代の吉野龍田図も含めて、オープニングにふさわしい豪華な展示でした。

 ちなみに、所蔵作品で一番好きなのは『漁村夕照図』です。

 というか、全ての絵画の中で一番好きかもしれない。

 中学生ぐらいの時に初めて見た時、心臓の鼓動が高まり、胸苦しくなるほど「凄げぇな」と思いました。

 また展示されたら会いに行きます。

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 あ、Cafeもイイ感じでしたよ。

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