宝亀天主堂
宝亀(ほうき)天主堂 長崎県平戸市宝亀町
2年前もいろいろ廻りましたけど、これまで訪れた長崎・天草の天主堂の中でも特に印象的な建築でしたね。
かわいい。
もし長崎の天主堂廻りをしようなんていう方がおられたら、ぜひ、ここだけは外さないようにおすすめしておきます。
宝亀天主堂はマタラ宣教師の指導の元、1897年(明治30年)に着工し、五島列島の宇久島出身の大工・柄本庄一さんの手によって翌年完成したそうです。
紐差(ひもさし)教区から分離・独立し、京崎地区と雨蘇(うそ)地区の仮教会を統合することとなり、両方の地区との間で、建設資材が運びやすい場所に建てられたということですが、けっこう今の道でも行くのは大変です。
カーナビでも結構、苦労してたどり着きましたもん。
でも、クルマ一台が通れる細い道を辿っていくと、秘密の花園みたいな空間がパッと開き、そこにひっそりと佇んでいる感じ。
全体はゴシック様式でまとめられているんでしょうか。
長崎でも15指に入る古さを持つ教会とか。
宝亀湾を見下ろす高台につくられ、近くで見ると山に囲まれているんですが、海から眺めるといいらしいですね。
とにかく、その風情は格別でした。
中もこぢんまりとしているのですが、美しく保たれ、光がまわって、暖かな雰囲気でした。
側面がコロニアル風のバルコニーになっているのもポイント。
開放的な雰囲気になりますよね。
県指定文化財。
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