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July 24, 2009

紐差天主堂

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紐差天主堂 長崎県平戸市紐差町

 こちらも設計は鉄川与助。

 天主堂としては、長崎県では初めて、鉄川与助にとっては2番目のコンクリート造り。

 紐差(ひもさし)と読みます。

 この紐差地区にもドロ神父は外海の家族を移住させたとのこと。

 建築計画は明治20年から始まったそうですが、着工されたのは1927年(昭和2年)、献堂は1929年(昭和4年)。

 日本としては大きな天主堂ですが、木造の宝亀天主堂を見てきた直後でしたので、やっぱりコンクリート造りというのは…

 ただ、ここも雰囲気はいいですね。

 遠く北九十九島なんかも見えますし。

 気になったのは、拝観(?)が午前中のみ、とのこと。

 観光客が中を荒らしたためということですが、寂しい限りでした。

 このほか平戸では大久保町の崎方公園近くにあるオランダ商館跡、公園内にある聖フランシスコ・ザビエル記念来航記念碑、三浦按針の墓なんかにも行きました。

 公園から見える平戸の街並とキラキラ光る海は印象的。

 山頭火が行乞日記に「日本は世界の公園、平戸は日本の公園」と書き残しているのがよく分かります。

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《四月一日 晴、まつたく春、滞在、よい宿だと思ふ。(中略)
「絵のやうな」といふ形容語がそのまゝこのあたりの風景を形容する、日本は世界の公園だといふ、平戸は日本の公園である、公園の中を発動船が走る、県道が通る、あらゆるものが風景を成り立たせてゐる。
もし不幸にして嬉野に落ちつけなかつたら、私はこゝに落ちつかう、こゝなら落ちつける(海を好かない私でも)。
美しすぎる――と思ふほど、今日の平戸附近はうらゝかで、ほがらかで、よかつた》

 この後、長串山公園から北九十九島の島々を見て、旅の思い出としました。

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Comments

はじめまして。天草の旅を検索していてブログを拝見しました。
3人の子連れで、平戸と長崎に2年間で3回行きました。平戸は生月島の先端まで行き、
道がわかりにくかった宝亀教会にも行きましたし、紐差教会の近くの根獅子の海で泳ぎました。
長崎は市内はもちろん、西海もゆっくり廻ってきました。
今年の夏は天草へ…と思ったのですが、東京から行くのはかなり大変です。
天草、大変な思いをしても是非見ておくべきでしょうか。
子供は御所浦の恐竜博物館とイルカを、私は崎津天主堂を見に行きたいな、と思っています。
長崎や平戸に比べると、天草は福岡からも熊本からも遠くて、小さな子連れの我が家には
少しハードルが高いかな?と悩んでおります。
是非教えてください。

Posted by: miho | May 13, 2011 at 12:04 AM

 mihoさま、はじめまして。ご覧になっていただき恐縮です。

 ぼくが島原や天草、平戸などで充実した旅行が出来ているのは、長崎にいる友人がクルマを出してくれたおかげでして、本当に感謝です。

http://pata.air-nifty.com/pata/2008/01/post_ec55.html

 こちらに書いたように、島原の乱で信徒たちが立てこもった原城を見てから、口之津口からフェリーで天草に渡りました。島原・口之津と結ばれている鬼池はちょうど上島と下島の中間地点にあり、その時は下島を時計回りでグルッと一周しました。

 道路は内閣官房長官・外務大臣・厚生大臣などを歴任した園田直が天草出身ということで、異常に整備されていて、島内はクルマさえあれば、楽しく旅行できると思います。

 トンネルなどがなかったとしたら崎津天主堂、大江天主堂などへは相当、苦労したんじゃないかと思いました。いろいろ天主堂巡りはしているのですが、大江天主堂は宝亀教会とともに、もっとも印象に残っている教会建築です。

 下田北から下田南に抜ける奇岩だらけの海岸も印象的ですし、カーナビ付きのクルマが出せるなら、快適な旅行になると思います。といいますか、クルマ以外では、どう行ったらいいのか分からない、というのが正直なところです。

 この道を通れば富岡から長崎の奥座敷とも言える茂木へフェリーが出ていますので、長崎に戻るのも簡単だと思います。

 茂木では、予算に余裕がありましたら、あまり高くはないので、ぜひ「二見」の活魚料理などもお楽しみください!

 茂木から長崎は、新しいオランダ坂トンネルを抜ければ15分で到着します。

 以上、ご参考になれば幸いです!

http://pata.air-nifty.com/pata/2008/01/post_de33.html

Posted by: pata | May 13, 2011 at 01:44 PM

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