« 歌右衛門本二冊 | Main | 『漱石詩注』 »

February 15, 2009

「いたる」の天狗舞蔵出しミニタンク

Itaru_kuradashi_mini_tunk

「炭火むかし焼 焼魚 いたる」金沢市柿木畠3-8 076-221-4194

 また金沢に行ってきました。

 いやー、いいですわ。

 これまであまり足が向かなかったのは、やはり自分のどこかにお子様の部分があったからなのかな、と。

 これからは吉田健一さんみたいに金沢とお付き合いしていきたいと思いました。

 ということで、今回、訪問したメインのお店は「すし処 めくみ」「太郎」そして「いたる」でした。

 例によって初日のお昼は「めくみ」の予約を取りましたが、夜が「宝生」だと予約が取れない。ならば、ということで、地元の方に非常に評判の高かった「いたる」にすることに。

 そしたら、なんと、五時半開店で六時についたのに満席。

Itaru_nihonkai_beer

 こうした店が悪かろうハズがない、ということで『漱石詩注』吉川幸次郎、岩波文庫を読みながら待ちました(もう一冊の『思い出す事など』も含めて、旅行には漱石の岩波文庫がよく合うと思います)。

 最初に注文したのは「鱈のあら煮」と「ブリかま」と「レンコンの天ぷら」。

 「ブリかま」は焼きに時間がかかるので、大皿に盛ってある「鱈のあら煮」から一人前よそってもらったのをつっつきながら待つことに。

 最初はビール。

 どうせなら地ビールということで「日本海倶楽部 ダークラガー」。

 なかなかリッチなテイストなのに、スカッとしている完成度の高い地ビールでしたね。

 なんか地ビールって甘いのが多いような気がするんですが、これは辛口なのも気に入りました。

Itaru_tara_arani

 一気に気分も乗ってきたところで、「鱈のあら煮」にとりかかったんですが、身がいっぱいついてます!

 こういうのをほじくり出し始めると、なんか熱中しちゃうんですよね。

 味も上品。

 目ん玉のところも美味しいかったし、大満足のあら煮でした。

 次に出されたのが「レンコンの天ぷら」

 素晴らしいシャキシャキ感。

 前歯でサクッとちょうど切れる厚さにしてあるし、しかも半分に切って揚げているから食べやすい。

 いろんなところがしっかりしてるなぁ、という感じです。

 天ぷらのお汁もちょい辛めでよござんした。

Itaru_hasu_tempura

 ということで、いよいよ日本酒。

 一押しされていたのが「天狗舞の蔵出しミニタンク」。

 一杯800円で、長い細い専用の冷やグラスに注がれてでてきます。

 これが美味いのなんの!

 もう、蔵で飲んでるみたい。

 雑味なし。

 ひっかかりなし。

 かといってちゃんと日本酒らしい味わいもしっかりと残っている。

 いやー、こんな美味い日本酒、久々に飲みました。

Itaru_ikezuki

 個人的には青森の秀寿司で飲んだ田酒ぐらい旨かった。

 ご主人によると、天狗舞の蔵で飲んだ味が忘れられず「あれをどうにか店で出したい」ということで、専用のチタンのタンクに入れてもらって出してもらっているとのこと。

 「どうしてもステンレスだと匂いが移っちゃうんですよ」とのこと。

 うーん、さすがにチタン。

 完璧な保存状態のままで飲ませてくれます。

 これからチタンの新たな活用方法として広がっていくこけばいいな、とも思いました。

 なんて空想を巡らしていたら真打ち登場!

Itaru_burikama

 そ、ブリかまです。

 下あごのあたらりから食べ始めますが、素晴らしい焼き!

 皮がカリッと焼けているのに、身はジューシー。

 焼き魚の中ではブリかまが王者だと思うんですよねぇ。

 もう、黙々とほじくり、せせります。

 ということで「天狗舞の蔵出しミニタンク」もなくなったので、大将に「なんかお勧めを」と頼んだら、出してくれたのが「池月」。

Itaru_oshinko

 これも美味かったな。

 「天狗舞の蔵出しミニタンク」を飲んでなければ、最高だったと感じるほど。

 これも端麗でしっかり日本酒の味が残っているタイプ。

 ということで、最後はお新香いきました。

 これもいいんだな…。

 特に胡瓜の浅漬け。

 ちょっと酔った口に合うんですよねぇ。

 ということで、皆さま、自信をもってお勧めしますのでねぜひ、ご予約の上、訪問してみてください!

 この後、ご主人に教えていただいたBar Spoonもよかったし、いやー、金沢は深いです…

|

« 歌右衛門本二冊 | Main | 『漱石詩注』 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23829/44075891

Listed below are links to weblogs that reference 「いたる」の天狗舞蔵出しミニタンク:

« 歌右衛門本二冊 | Main | 『漱石詩注』 »