R10を導入
えー、この手のは発売直後のファーストインプレッションが多かったのですが、今回は少しだけ使い込んでから書きます。
R8の後継機として発売されたのは9月5日ですが、R8の価格の下がりっぷりを見ると、とてもじゃないですが、発売当初は買う気になりませんでした。
案の定といいますか、11月には価格.comでも最安値が3万円スレスレまで下がり、11月中旬には2万円台に突入。12月に入り2万8000円台に下がった時点で「もういいでしょう」ということで購入しました。
なんでR10がここまで低価格で売れるかというと、それは基本設計がR7とあまり変わっていないからだと思います。
機械的には動作音を押さえ、ソフト的には画像エンジンをリファインしつつ、R8、R10と進化してきたので、あまり開発費におカネがかかっていないんじゃないかな、と(ちなみに、なんでR9という機種名を付けられなかったのかというのは、LEICAの銀塩一眼レフにR9があったからだと思います)。もっといえば、内部の機構はR7をブラッシュアップして3代目、外側の金型はR8とほぼ同じで二代目という感じ。
でも、ユーザーとしてというよりRICOHファンとすれば、折りを見て、古い機種を必要な方々にお分けしつつ、うまく最新機種に代替えできるわけですから、損した気分にはなりません。
ということですが、R10を手に取って感じたのは
1)手振れ防止はR8より効く
2)SDカード装着方向がGR、GXと同じになったので迷わなくなった
3)ならばバッテリーもいっそのこと同じにすればいいのに…
ということでしたが、それより驚いたのが、撮影条件悪い時の"当る"確率が飛躍的に向上したこと。
例えば、室内のパーティなどで、被写体に寄れない状況で顔のアップを望遠で狙うような場合、当るのはR7が10枚に1枚、R8が5枚に1枚ぐらいなら、R10はISO-HIにしておけば3枚に1枚は"当る"感じ。
それと、これは感覚的なものかもしれませんが、色乗りは前みたいにちょっと薄くなったったといいますか、一時は近づいていったドギツイCANON調に追随するのをやめたのかな、とも感じました。もちろん個人的な好感度はアップしています。
リコーは次のR11をどうしたいんでしょうか。
製品のラインアップからして、エントリーモデルでありながら、オールマイティに全然使えるという性格でしょうから、35mm換算の焦点距離は28-200は変えないんですかね。
RICOHの技術者の方とお話した時「GR21はびっくりするほど売れなかった」とおっしゃっていたので、次期GR Digitalが21mmになることは考えにくいのですが、もしGR21が出れば、GXシリーズの焦点距離のワイド端が19mmぐらいまで下がって、R11あるいはR12が24-200ぐらいになるかな、という妄想は広がります。そうすれば、ますます使いやすくなると思います。
昔は旅行の時なんか、カバンが重くなるのはイヤでしたからNikon F3には24mm/f2と85mm/f2の2本だけ持って出かけるということが多かったんですが、ワイド端は24mmが欲しいんですよね。
まあ、とにかくR10はお勧めのカメラです。
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