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October 15, 2008

『ピカソ 愛と創造の軌跡』

Picasso_shinkokuritsu

 外苑東通りを挟んで、サントリー美術館と新国立美術館で開催されているピカソ展ですが、ポートレイトに続いて『愛と創造の軌跡』展も行ってきました。

 こっちはキュビズムの作品が中心かと思ったのですが、なんと、最初に青の時代の『ラ・セレスティーナ』がお出迎え。

 モデルは白内障の娼館の遣手婆さんですが、圧倒的なストイックさ。

 ピカソはDyslexia(識字障害)だったといいます。

 Dyslexiaの人は空間把握能力が優れていて、それが三次元的に見えるものを二次元のカンバスに描いてしまうということに切実につながっていくのかと勝手解釈しているんですけど、この画なんか、モデルの生から死までを四次元的に把握してしまっているのではないかと思えるほど。

Picasso_la_celestine2

 ホッとするバラ色の時代の後の『マンドリンを持つ男』『サクレ=クール寺院』がよかったです。『サクレ=クール寺院』はポストカードが売っていたら、たぶんそれにしていたと思うほど。

 ピカソは愛人に同じポーズをとらせて描くのが好きだったみたいで、同じポーズのマリー=テレーズとドラ・マールが並べてズラリと展示されていたのも良かったですね。

 しかし、彼は7人とも9人ともいわれる女性たちをミューズとしてとっかえひっかえしながら、創作意欲をかき立てていたんでしょうかね。

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