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October 04, 2008

歌舞伎座百二十年芸術祭十月大歌舞伎

Kabukiza200810b_handbill

 久々の歌舞伎見物。

 七月の大歌舞伎で海老蔵の義経千本桜がまったくチケットがとれずにあきらめたら、八月の納涼大歌舞伎も、九月の秀山祭もなんとなく夏バテ気味で行く気を失っていました。

 ということで、ようやく涼しくなったので、席を取る気になったという。

 見物したのは午前の部。

 あまり好きではない「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」に続いて、娘道成寺の本歌取り舞踊「奴道成寺(やっこどうじょうじ」。

 その後が、お楽しみというか大好きな「魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)」。

 「魚屋宗五郎」は音羽屋さん。玉さまは初演で、女房おはま。

 女房おはまは、勝手に男が妄想する理想の女性像のひとつでしょ。

 おはまはどんな時にも宗五郎の身を案じる優しさが全面に出ています。酒絶ちしている宗五郎が「呑まずにゃいられねぇ」となった時には片口で酒を注ぎ、やがて宗五郎が酔った勢いで妹を手打ちにした屋敷に殴りこむ段になっても後から必死に追いかけていきます。いじらしい。

 勘三郎の宗五郎、玉三郎のおはまをいつか見てみたいと思いましたが、とにかく、この日は女房おはまで胸一杯になりました。

 ちなみに、このお芝居、五代目菊五郎が「酒乱の役を世話物でやってみたい」と言ったことから河竹黙阿弥が考えて1883年(明治16年)に市村座で初演されたそうです。

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