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August 02, 2008

『福野礼一郎 スーパーカーファイル』

Fukuno_supercar_file

『福野礼一郎 スーパーカーファイル』福野礼一郎、双葉社

 なにもずっとハイデガー『ニーチェ』を読んでいるのではありませんで、好きなライターの本はちゃんと読んでいます。

 この本は雑誌「エフ・ロード」の連載をまとめたもの。

 取り上げられているクルマはポルシェケイマン、ポルシェ911カレラ、ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640、ランボルギーニ・ガヤルド、ポルシェ911ターボ、ランボルギーニ・イオタ、ランボルギーニ・カウンタックLP400。これにスーパーカーのチューニング屋さんとしては抜群の腕を持つソニーズ・フェラーリの工房探訪記がつきます。

 《トルコンATでスポーツカー載るなら、操縦性だのなんだののことなどどうでもいい。どっちみちなんのクルマに乗ったって大差ないからだ》(p.36)みたいに福野さんの言いたいことは、あらかた分っているような気もするけど、初代カウンタックのLP400の「乗り心地がレクサスよりもいい」とか「このクルマはカタルシスの塊です」みたいなことまでは想像できない。だから読むんですが、ランボルギーニ・イオタは実はどうしようもない出来映えだったランボルギーニ・ミウラと決別するための試作車で、カウンタックのプロトタイプではないか、という文章も含めて、今回の目玉は初代カウンタックの再評価ということでしょうか。

 あと、エンジン組むときフランジに塗る液体パッキンについて、今の日本のメーカーは嫌気性の(空気を遮断すると反応硬化する)シリコン樹脂を使っていて、フランジに塗って貼り合わせて染め込むと、密着した部分だけが硬化してパッキンになり、ハミ出した部分はオイルで洗われて流れる、というシステムでつくっているというあたりは「なるほどなぁ」と(p.186)。

しかし、クーラーもほとんど効かないようなクルマに乗るなんて酔狂なことは、個人的にはできないな…。

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