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February 19, 2008

『イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました』

Italian_baseball

『イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました』八木虎造、小学館

 ここ数年で、読んだ後、これだけ心が広々としたというか、晴れ晴れした本はありません。

 カメラマンだった八木さんは、東京での仕事に疲れはててしまい、長期休暇をシチリアでとっていたんです。最初は言葉もわからずホームシックにかかった八木さんは、インターネットで野球チームを検索。八木さんは子供の頃から野球が大好きで、社会人になってからも多摩川の河川敷での草野球で活躍していたといいますが、検索して見つかったチームの事務所に行ったら、テストを受けろといわれたといいます。俄然やる気になって簡単なテストを受けたら見事、合格。シーズン途中ながら選手として登録するからサインしろ、と言われるままにサインして、試合でも大活躍。

 しかも、シーズン終了後、出場給ももらえたということで「うっかりプロ野球選手になってしまった」ことに二度ビックリ。なんとその野球チームはセリエA所属のチームだったんです。 そう、イタリアではサッカーもバレーボールもすべてカテゴリーはセリエA、Bなどで統一されています。「ボクはプロ野球選手だったんだ…」(p.51)と6試合で120ユーロの給料袋を持つ手が震えたといいます。

 いいですよね…。

 日本では草野球レベルの選手だといいますが、次のシーズンではあっという間にレギュラーとってしまい、今ではキューバ、リトアニアにもわたってプロ野球選手として活躍しているといいます。小生もまだ野球をやっているので「日本から来たレインボール(スローカーブ)ピッチャー」とかいってデビューできないかな…みたいなことまで考えてしまいました。

 イタリアで野球が盛んなのは、アメリカに渡ってひと財産つくったマフィアの親分たちが、故郷に錦を飾ったあと、米国での生活を懐かしんでチームを立ち上げたというのが始まりだといいます。イタリアでは英語を話せるとインテリだと思われ、野球もインテリのスポーツだというのが意外。実際、チームメイトも弁護士などの専門職の人が多い。

 友人たちのマンマがつくってくれる美味しい料理と長時間の食事、アニメ好きの少女バレリアとのふれあい(いいところのお嬢さんなんですが、日本語での挨拶は「こ、こんにちは…オレはバレリアだ」だったそうですw)なども心に残りますが、とにかく、皆さんに読んでいただきたいと思いまして、これ以上は書きません。

 ぜひ!

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