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August 23, 2007

CMF柏木陽介

Kashiwagi_yoseke

 8/22はフル代表、U-22、U-17という日本代表の3カテゴリーの試合が行われるという代表フェチにはたまらない日となりました。本来ならばU-22の日本代表vsベトナムの試合が行われた国立に駆けつけるべきでしょうが、なにせ、昼間の気温は37℃。8:30のキックオフの時点でも30.3℃という殺人的な気候では、クーラーの効いた部屋での観戦を選ぶしかありませんでした。すいません。

 U-22はサウジ・アラビア、カタール、ベトナムと組んだグループで首位にならなければ北京五輪の出場権が得られないという厳しい条件での予選をこれから戦うことになります。その第1戦はグループ再弱と言われてはいるものの、アジアカップでもU-22から多くの選手を入れたAマッチで、日本から先制点を奪っている好チーム、ベトナム。ぼくみたいな古いファンは、一時期、オリンピックに日本代表が出るのは無理なんじゃないのか…なんてことを考えたこともあるぐらいで、96年のアトランタ五輪を決めたアジア予選での対サウジ・アラビア戦勝利は、年代別も含めた日本代表の試合の中で、ジョホールバルに次いで嬉しい試合でした。だから、今回も「負けたら日本のサッカーは終わりだ」とも思っていません。アジア予選は楽に勝てると思う方が間違い。

 それでも、確かに川渕キャプテンではありませんが、いまのU-22日本代表にはピチピチ感がないとは思っていました。それを反町監督も感じたのでしょうか、不動のレギュラーだった家長を外して、初招集の柏木陽介を先発で起用。それが見事に当たって、柏木が左足で蹴ったCKから青山直晃がヘディングで合わせた得点が決勝点となり、勝点3。とりあえずは最低限の目標は達成したのではないでしょうか。

 それにしても柏木は素晴らしい。どんな選手でも下のカテゴリーから上がってきたばかりの試合では、なかなかフィットしないのに、もうほとんどU-22日本代表は「FC柏木」みたいな感じでした。やや無駄走りは多かったものの、運動量は最後まで落ちず、前線から相手ボールにプレッシャーを与え続け、奪ったボールはかなりの確率で好機に結びつけ、3~4回は決定機をつくり出していました。

 ぼくは運動量豊富な柏木を先発させ、相手が疲れたところを家長をスーパーサブとして投入して勝負する、という作戦はいいと思います。左足のキッカーも柏木にしたのは、本田の高さを活かせていいんではないでしょうか。実際、CKから得点とっていますし、調子が悪そうだったとはいえ、昨日だけを見る限り水野よりもはるかに良かった。

 柏木がいいのは、チームの勝敗に責任を持っているという姿勢だと思います。少なくとも昨日のU-22で、最も責任感を感じてプレーしていたのは柏木ではないでしょうか。右サイドだけでなく、ピッチをフルに動き回っていたのもいい。

 運動量が豊富で技術もあり、守備もできればフィニッシュにもからめる。そうしたもっとも先端的なサッカーが求めるCMF像に、柏木は少なくとも意識的に近づこうとしていると思います。U-22日本代表では柏木をフリーマンにして、梶山がフォローするという形を一度、見てみたいと思います。

 なお、写真は紫熊倶楽部9月号の表紙です。

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