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August 12, 2007

『最も愛される監督・原博実 ヒロミイズム』

Hiromism

『最も愛される監督・原博実 ヒロミイズム』西部謙司、出版芸術社

補強について
《いくら予算があるかは聞いてないです。『この人はどう?』という希望は出すけど、どうなるかわからない。残る人、出る人のリストはもらいますが、交渉したみたら変わるかもしれない。ですから、構想といっても変化していく》(p.32)

ワールドカップについて
 《ハードワークですよね。まあ短期決戦ですよ。僕は改めてワールドカップ本大会は短期決戦だなと感じましたね》(p.73)

CLについて
 《決勝トーナメントに入ると、どの国もチャンピオンズリーグのある週末にビッグマッチを当ててるでしょ、あれはそうしないとリーグ戦の価値が下がっちゃうからだろうね》(p.75)

レフェリーについて
 《「どこ見てんだこの野郎!!」なんて言い方をする。レフェリーはマジメな人が多いですから、許せなくなってカードを連発しちゃうんじゃないかな》(p.87)

 日本人サッカーライターの中では硬派を感じさせてくれる西部謙司さんが、ムックでのインタビューなどを核に、105頁と小ぶりながら、FC東京の原博実監督の言葉を活き活きと伝えてくれています。

 ハラヒロミ監督がJに持ち込んだのは、キャラクターのハッキリしている日本人監督という姿だったと今になって思います。論理的なコムズカシイ話を抜きに、パッと共感できる監督。だから、前回、FC東京の監督を辞める時にはホームの味の素スタジアムでお別れイベントが開かれたわけだし(他のサポーター曰く「あんなのは前代未聞」)。

 しかし、今、FC東京は苦しんでいます。ホームで本当に勝てません。

 相手にとってみれば、ルーカス一人を押さえ込んでしまえばイージーなチームになっています。昨日も前線で二人がかりでマークされ、孤立していました。それを一人で打開できる選手は、たぶん梶山なんだろうと思いますが、U23代表と同じように、いつも才能を出し惜しみしているような印象が抜けません。

 ハラヒロミはチームを変えるためには、ファーガソンがベッカムにスパイクを投げつけたような刺激が必要だと前も言っていたし、今回の本でも語っています。今のホームで勝てないFC東京の現状を打開する刺激なんなんでしょうかね。《三菱がJに加盟申請するために、プロ契約選手が5人以上必要だったの。三菱は全部社員だったから、それで『誰かやるやついないか?』と言われて『ハイッ』と手を挙げた》(p.54)みたいな天然の打開策が突如、出ることを期待しているのですが。

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