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July 27, 2007

オシム監督のジャージ

 前も書きましたが、個人的にジーコジャパンというか黄金世代への想いが強すぎて、ドルトムントの虐殺で終わったショックをずっと引きずっていまして、なかなか今のサッカー日本代表に集中できません。でも、ようやく、U-20ワールドカップ代表という夢を仮託できるチームも出てきましたし(このチームは1999年のワールドユースと同じぐらいに好き)、アジアカップもすべての試合を見ることができました。

 ということで、感想めいたことをかかせていただきますと、とにかく5試合とも美しいパスサッカーをみせてくれました。これには感激しました。テレビを見ていた他のアジアのサッカーファンも魅了されたんじゃないですかね。特にベトナム戦での3点目、遠藤が駒野に送って、折り返されたボールをはたいて俊輔が右足で決めたシュートは、相手を考えても、代表レベルではあまりお目にかかれないほど美しかったと思います。

 ただし、そのパスがサウジアラビア戦では、ブレはじめます。憲剛、俊輔、遠藤を中心に、サイドをうまく使いながら前進していくわけですが、憲剛のところでブレが大きくなったり、彼のパスがインターセプトされることが多くなってきました。疲れを感じた瞬間です。憲剛、俊輔、遠藤の3人の中では憲剛だけが長期の国際大会の経験が不足していたからでしょうか。また、後半になると、失点にはからみませんでしたがDFラインでのパスまわしもブレが大きくなってきたと感じました。これも疲れなのでしょうが、サウジみたい速く決定力もあるような2トップがいるようなチームには危うさを感じさせます。

 それと、全試合に失点するなど、カウンターを喰らったときのモロさが目立ちました。これはぼくの見方が悪いのかもしれませんが、マンツーマン的なDFだから、一発、抜けられるとすぐに決定機になってしまうように感じました。これに関してはアタマの中に〝オシム監督の日本代表はマンマーク〟という先入観があるから、狭いテレビの映像の中でペナルティエリアの中でCBが被ったりすると、余計そう見えるのかもしれませんが。

 素人考えで恐縮ですが、サウジ戦のスカウティングをしっかりやっていたのだったら憲剛か遠藤をもっと引き気味にするとか、憲剛に代えて今野を先発に起用するなどの対策があってもよかったんじゃないかと思います。

 攻撃面ではオーストラリア戦もサウジ戦も相手のミスやセットプレーからしか得点できなかったわけですが、それは仕方ないんでしょうかね。今後もワールドカップ予選のアウェイでは、守備的に入って、セットプレーから得点を狙うみたいな試合が多くなると思いますし。

 オシム監督の采配で気になかったのが、選手交代のワンパターンさ。カタール戦も後半29分にまず羽生、UAE戦も後半22分にまず羽生、ベトナム戦も後半17分にまず羽生。オーストラリア戦では使いませんでしたがサウジ戦でも後半30分に羽生(遠藤に代えて2人目)という羽生中心主義。交代選手が1人も点を入れてないのは結果論としてしょうがないかもしれませんが、5試合の投入回数で攻撃的MFが羽生4回、水野2回なのに対してFWは佐藤寿人3回、矢野2回というのでは得点が生まれにくいのかもしれませんね(後は今野2回、橋本1回)。

 あと…オシム監督は30度を越す中、上下とも長いジャージをずっと着ていて暑くないんでしょうか。外国の方は極端な人が多いのですが、ちょっとすごいな、と感じてしまいました。体調面でなんか不安はないんですかね。2010年に向けた予選を戦える体調は万全なのでしょうか。

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