プアマンズハッセルとしてのGX100
正方形のフォーマットというと6X6が一番スタンダードなんでしょうかねぇ。中でもハッセルブラッド、あこがれです。でも、Carl Zeissのレンズ群は高いし、アクセサリーも高い。超広角レンズを使おうとしたらBiogon38/4.5(35ミリ判だと20ミリ相当のレンズ)専用のバカ高いハッセルブラッドSWA、SW、SWCが必要です。さらに付け加えれば120フィルムも高い。
ということで、憧れてはいたものの、ちょっと敷居が高いな、という印象があったのですが、なんとGX100はアスペクト比1:1のスクエアモードを搭載しています。
しかも、付属するファインダーのEVFを立てて使えば、ハッセルやローライのような二眼レフ的な楽しみ方もできる。ならば、さっそく試さなければ、みたいな。
今日は曇り空。撮影日和とは言えませんが、ブラブラと散歩がてらにGX100を持ち出してさっそくEVFをチルト。
すると…。
まるで見えてくる風景が違ってきたんですね。なんか、ものすごく、いろんなものがいとおしいというか、目が下に目がいくんですよ。
普通のファインダーで覗くよりも、あきらかに数十センチは視点が低くなるわけですから当たり前なのかもしれませんが、オーバーなことを云えば世界が広がった感じ。
そして、もう、ごく自然にモノクロモードにしてしまいました。
まあ、ありきたりといわれればありきたりのパターンなのかもしれません。でも、道ばたの花、植物なんかに目がいくわけですよ。
それを二眼レフのように首をかしげて、やや苦しい姿勢で撮る。
まあ、そんな感じでスナップを撮っていくのは写真を撮っているという実感が戻ってくるといいますか、カメラをお腹というか胸の位置に抱えてパチリと一枚やるのは実に新鮮。
考えてみれば、腕を突出すような形で液晶画面を見ながら写真を撮るようになったのは、ここ10年ぐらいなわけですよ。写真は暗箱にスッポリと体を隠したり、背を丸めて撮っていた時代の方が長かったわけです。写真を撮らせてもらうのだから、自分は少しぐらい苦しい思いをする、というは考えてみれば実にフェアな姿勢だったんじゃないですかね。
素通しのファインダーやミラーやペンタプリズムで反射された正像を楽に覗くという姿勢や、ましてや両腕を突出して撮るなんていうのは、対象に対する配慮が足りないのかもしれません。
などと、つまらぬことを考えながら歩き、最後に、ハンズでレンズキャップ用のストラップを買って散歩は終了。
個人的にGX100最大の不満点は、レンズを自動的に保護してくれるシャッターが付いていないことです。GRDに馴れているせいで、これまでも、何回もキャップつけたままPOWER ONして「キャップが付いたままです」というメッセージをくらっていますし。しかし、まあ、仕様ということであきらめてストラップを買ったわけです。157円ということで安くてありがたかったですね。
「携帯・デジカメ」カテゴリの記事
- iPhone XとApple Watch 2(2017.12.02)
- Apple Payを導入(2017.11.25)
- iPhone 6sへのアップデートで疲労困憊(2015.09.28)
- HDR-MV1を導入(2013.11.26)
- PENTAX K-3と三週間(2013.11.25)
Comments
ちょwwスクエアモードがあるなんてことこないだ仰ってましたっけ!
Posted by: PINA | April 24, 2007 03:53 PM
ペーニャUでチラッとご紹介したような…しませんでしたっけw
にしても、本格的に使ってみたのは次の日の日曜日でしたんで、そのあまりに良よさにのけぞって書いてしまったのが、これなんす。ええでっせぇ。
どうしても画質はGRDと比べると落ちるんですが、特に落ちる周辺部分が1:1だとカットされて、いいところだけ写りまんすで、余計にいいのかもw
Posted by: pata | April 24, 2007 05:00 PM