Sassicaia 2003
トスカーナのワインは、まあ、当たり前ですが素晴らしい。
国が定めた評価ではVino da Tabola(テーブル・ワイン)だったけど、あまりにも世界的に激賞されたのでイタリア政府はサクッとD.O.C.に認定したというのも微笑ましい。この軽さがいいですね。サッシイアも1994年にBOLGHERI村のD.O.Cとして認定されました。
すべてが堅苦しくなく、おおらかで、暖かい感じがする。それがスーパー・タスカンを飲む喜びなんすかねぇ。
Sassicaiaについて基本的なことを書きますと。最初はシャトー・ラフィット・ロートシルトから譲り受けた枝を植えたといわれるカベルネ・ソーヴィニヨンが85%、残りの15%はカルベネ・フラン。フランス産の225リットルという小樽で熟成させています。
2003年はタンニンも酸味もずっしりというのではなく、重くなくしっかりしているという印象。でも軽くない。もちろん濃い色調。カシスの風味。どこまでも伸びていく感じがしてヘタれません。ヤバイです。10年後に飲んだらとんでもないかもしれません。
ちなみに、ボルゲリ村はフランスのメドックやヴォーヌ・ロマネのように、ワイナリー目当ての観光客がドッと押し寄せることになるかもしれない、というほどいい場所だそうです。というか、そうしたストレスの少ないところで生きている人たちによって摘み取られ、手をかけられたワインだから、味わい深いのかもしれません。
長いコルクも印象的。
これも将来、カーブを持ったら箱買いして最低2ダースは入れておきたいワインですね。
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