「ラーメン二郎 横浜関内店」の汁なし
「ラーメン二郎 横浜関内店」横浜市中区長者町6-94
二郎について語れるほど通っているわけではないのですが、よく云われているように二郎はラーメンというよりも、ひとつの「二郎」というジャンルをもうキッチリ確立してしまっていて、各店長は、二郎のキマリをある程度守る中で、自由に創造している、という感じを改めて受けました。なんといいましょうか各店で"二壇"を形成している、みたいな。そこには自然主義の信奉者もいるでしょうし、ケレンを追求する店長もいるでしょう。とにかく二郎は深いです。
ということで、かねてからウワサの「汁なし」を喰いに横浜関内店に行きました。「汁なし」は二郎の油そば&釜玉バージョンと考えていただければいいでしょうか。アツアツの濃い目の汁に、卵の黄身というのが工夫。持ってこられたら讃岐うどんの釜玉のように素早くまぜて、カルボナーラ風に麺に卵のコーティングをかける、と。さらに、そこに揚げネギの香ばしさが加わるっていうんですから、もう、そんな話を聞いただけで喰いたい!となってしまうわけで、横浜以外はまだ環七一之江店ぐらいしかやってないというとこもあり、行ってきました。
いくら、もう正月休みに入っている人たちが出てきているとはいえ、平日の11:30に着いたら、いきなり20人以上の行列というのには驚きです。本を読みつつ待つこと30分弱。ようやく出てきたお姿が美しい。
正式に云いますと、これは小豚(\700)+汁なし(\80)+ニンニクヤサイマシです。
まず、豚が素晴らしい。プルプルの脂身の層と赤身の層が鳴門のようになっているタイプ。だけど脂身が少なく、上質な大きな肉を凧糸で軽く一巻きしました、という感じのチャーシュー。味もほどよくしみていて素晴らしい完成度です。
と、しばらくみとれつつ、素早くかき混ぜます。中からはお約束の黒胡椒が大量に発掘されてきます。その間にもツンとスープの醤油がたってきます。いつもはカラメにしてもらうんですが、いくらなんでも汁なしでは…ということで味はノーマルにしましたが、それでも下から立ち上ってくる、いい感じの醤油の風味。
たまらずガバッといけば、完璧なコンディションの二郎に、山越の釜玉の感触がどこからともなくひろがってくる、みたいな感じ。うますぎます!
これを毎日、喰っていたら、確実にBMIは急上昇するでしょうが、週イチで喰いたい!と激しく思って完食しました。二郎にしては店内がそこそこきれいなのも好感度アップのポイントです。
次は小豚ダブル(\800)+汁なし(\80)+ニンニクヤサイ"マシマシ"でいこうと思いました。
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Comments
pataさんのレポも美味しさが伝わって、
汁汁で唾液がこみ上げるのですが、
汁なしですか、関西でも始めないかな、
お互いにBMIに気をつけましょう、
特に僕は危険水域なのです。
来年もよろしく…。
Posted by: 葉っぱ64 | December 29, 2006 01:13 PM
葉っぱさん、恐縮でございます
これは、久々に感動しました
関内店でも裏メニューから始まったということなので、懇意にしているお店なら、頼めばやってくれるんじゃないでしょうかねぇ
ということですが、こちらこそ、来年もよろしくお願いします!
Posted by: pata | December 29, 2006 01:27 PM