NapsterにはMedia Keg HD10GB7
Napsterが提供する音楽環境は、これまでの音楽を聴くスタイルというのを一変させるだけのインパクトを持っていると思います。
これまで音楽はレコードなりCDを所有して、自宅のオーディオセットで聴き、時々、それをコピーしてポータブルプレーヤーで持ち出すというものでした。
でも、Napsterが出来てからは、その所有という概念が、なんていいましょうか、パブリック・ドメインな資産をある程度のフィーを支払って共有するという感覚になってきたような気がしますね(所有という感覚は一曲々々を購入しなければならなかったiTUNEでもつきまとっていました)。
ということで、早くNapsterに対応したポータブルプレーヤーで良いのが出ないかなと待っていたんですが、とりあえず、出ました。
KENWOODのMedia Keg HD10GB7-Wです。
まあ、デザインはお世辞にも洗練されているとは思いませんが、ちゃんとしたアンプを搭載しているらしく音質はiPODなんかとは異次元ですね。
Emmylou Harrisのボーカルなんか、まるで隣でデュエットしてくれているような感じで聴えてきます。iPODではER-4SとかShure E5Cとかわざわざ持ち出して聴く気しなかったのですが、このアンプなら十分、持ち出して、面倒くさい感じで装着する価値はある音がします。
にしても、Emmylou Harris。ぼくは一生に一度、女性ボーカルの人とデュエットとやらをやらしてもらえるのなら、三拝九拝してお願いしたいのは、エミルー・ハリスです。エミルーはグラム・パーソンズと一緒に音楽活動をはじめた時から、男性ボーカルを支えるのが上手かった。こんな女性ボーカルって珍しいと思うのですが、そんな彼女にはデュエットを集めた、その名も"Duets"があるんすねぇ。これもNapsterで知りましたよ。
写真は最新号の『季刊サッカー批評』の上に置いたMedia Keg HD10GB7-W。ちなみに、この『季刊サッカー批評』に収められている宇都宮徹壱さんの「ハラヒロミはなぜ愛されるのか」は傑作インタビューです。こちらも、ぜひ。
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