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September 25, 2006

『ひまのつぶしかた』たま

『ひまのつぶしかた』たま、ネスコ/文藝春秋

 「たま」がイカ天キングとして君臨していた頃というのは、あの番組のピークでしたね。『さよなら人類』が流れた翌日というか、その日の日曜日、当時はパソコン通信だったわけですが、ネットの連中とのオフ会で酔っぱらった後、「今日、人類がはじめて、木星についたよ/ピテカントロプスになる日も近づいたんだよ」とサビの部分だけをみんなで歌いましたっけ。

 その「たま」も2003年には解散したそうですが、まだまだ人気があった頃、しかも、柳原陽一郎さんもまだ在籍していた頃に出版されたのが、この本。なんか、最近、Youtubeなんかでイカ天の映像を見て、懐かしくなって久々に読んでみました。

 イカ天で有名になる前、4人でアパートに集まっては何もせず「幸せだね」と語り合っていたという彼らだから、ひまのつぶしかたという本をイラスト付で出すというのは、嬉しい仕事だったらしい。全部で123の「ぜいたくしないしあわせ」が書かれているんですが、いくつか個人的なお気に入りを紹介しますと…。

4)「自分の電信柱」をきめて、毎日1回はさわってやる(「よしおはのっぽだな」という知久くんのイラストというかヒトコマ漫画が素晴らしい)

54)トイレに行っておしりをふくだけで出てくる

62)カエル倒立
 あきたら"自転車こぎ"

73)スパッツをはいてみて、自分の体型をよく観察する(裸で自分の姿をうつすと、ひいき目がでてしまう。「まあ、これくらいおなかでても当然かもしれないな。この年なら」というように。いざスパッツをはいてみると、自分の体型がともシビアにわかる。「ああ、もう少年じゃない」と感じてしまう)

88)不義理をしている人の顔を思いだし、心の中でちょっとだむけあやまる

110)手芸品屋に行って、気に入ったボタンを買う

121)テーブルの下でお昼寝する

 素晴らしいと思います。でも、中には「95)漫画のたくさんおいてある喫茶店に行く」なんていうのもあって、うーん、もしかして、ヒマをつぶすのが産業化してきている前触れだったのかもしれない、なんて思ったりして。

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