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July 28, 2006

K100Dとの対話

 もちろん相手は機械であるがゆえに答えるはずもありません。でも、「バルナックが開発したライカ原案最後の型であるIIIgを卓上に置いて、私は対話する。もちろん、、返事するはずはないから、私の自問自答となるが、かまわない」(『ドイツカメラの本』佐貫亦男、小学館文庫、p.160)みたいな気分になる時はあるのです。

 そうした意味では、PENTAX K100Dは久々にじっくりと観察したくなるようなカメラです。5Dも20DもKISSもそんな気になったことはありません。もしかして、デジカメでは初めてかもしれない。

 DA 21mmF3.2AL Limitedを付けた姿は、ずんぐりむっくり、というのが第一印象。なんか昔のエクサクタのような感じもするけど、左右対称ではないし、だいだい、フィルムをローディングする必要のあるカメラではないので、左手でホールドする側が極端に短い。でも、ボディの端っこから急にレンズが飛び出ているという唐突な感じもしない。実に合理的でありつつ、常識的な線を狙っていると思う。

 このボディの型はist DS、DL、DS2、DL2と共通。きっと安定したデザインだと判断しているんだろう。金型にカネをかけないできたから、こんな値段で出すことが出来たのだろうし、1万円キャッシュバックなんかも可能なのかもしれない。

 左手にのせてみる。

 デジタルの一眼レフはバックフォーカス(レンズの最後端から撮像素子までの距離)を長くとらなければならず、全体をコンパクトにしようすれば、必然的にずんぐりむくっりなカタチになる。でも、そのボディはいざ手にのせて支えると、実に安定感がある。「こういうのってアリなんだ」とちょっと感動する。他のデジタル一眼は、バックフォーカスの長さを意識させないようなデザインを工夫しているが、PENTAXは、そんな体面はハナっから捨ててしまっているような潔さを感じる。かといって、OLYMPUSのE500あるいはE300のような、あまりにも無様な格好ではない(E500のデザインがもう少し格好よければ、マクロレンズと共に買ったのに…)。

 背面をじっくり見る。

 右手親指をひっかける部分が十分すぎるほど盛り上がっているのが好ましい。材質がちょっと滑りやすいので、薄いゴムでも張っておいてもらいたかったところだが、まあ、この価格なら致し方ないかもしれない。液晶の大きさもちょうどいい感じ。ボタンの配置も直感的に使えそう。スタビライザーのオン/オフスイッチが目立つのも、単4電池駆動ということで、少しでも電池の減りを少なくしようというあらわれなのかもしれない。ちょっとレンズ装着時の感触がザラつくのは気になるが、これも、この価格帯なら致し方ないところか。

 それにしても、このボディには、薄型のレンズが合うと思う。次も同じパンケーキのsmc PENTAX-DA 40mm F2.8 Limited か、コンパクトなFA50mmF1.4 にしようかな、と思う。それよりicydogさんの作例がいつも素晴らしいD FAマクロ50mmF2.8か…。悩むところ。

しかし、実際に何枚か撮ってみたところ、ほとんど全てAUTOにしておけば、まあまあの画像が得られるキヤノンと違って、それなりに設定しないと大変なカメラだな、とも感じました。どんな場合にも白熱灯のホワイトバランスは慣れるのに大変だけど、このカメラももろにそんな感じ。

 でも、価格.comではボディだけで最安値が¥65,499 (税込) といのは、コンパクトデジカメから入っていったユーザーにとっては魅力的でしょう。

 個人的にはとりあえずアイカップMIIは買おうと思います。

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