"America at the Crossroads"
"America at the Crossroads: Democracy, Power, And the Neoconservative Legacy" Francis Fukuyama, Yale University Press
『歴史の終わり』のフランシス・フクヤマがPost September 11のアメリカの外交政策について、特に同盟関係にあると思われたNeoconsに対して批判を加えたというので読んでみることに。
フクヤマによると、アメリカにはネオコン(neoconservatives)を含めて4つの外交政策の流れがあるという。それはキッシンジャーの伝統を受け継ぐ現実主義者(realists)、リベラルな国際主義者(Internationalist)、好戦的な米国ナショナリスト(Jacksonian)だという。そしてフクヤマは「現実的なウィルソン主義」こそがよりよい選択ではないかと提言する。
アメリカの価値観を積極的に世界中に広めようとするbenevolent hegemonyに基づいた思考が必要だという。
まあ、ふーん、みたいな感じですかね。
関係ないですが、口絵のこの写真を見て、マミヤ67が欲しくなった。
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