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January 10, 2006

古本屋めぐり

cow_books_nakameguro

祐天寺の「ナイアガラ」に行ったからには、やはり「赤い鰊」ものぞかなければならない。いろいろ探してみて、ミステリーやSFでは食指をそそられるものはなかったけど、芳賀書店から出ていた「シネ・アルバム」の『モンゴメリー・クリフト』篇を購入。

 彼はハワード・ホークスの『赤い河』でデビューして、アルフレッド・ヒッチコック、ジョン・ヒューストン、デ・シーカ、フレッド・ジンネマンなど巨匠の作品に次々と主演するが、『赤い河』がホークスの代表作となったような意味においては、各監督の傑作に出演するという名誉には恵まれていない。もちろん、ヒッチコックの『私は告白する』、ジンネマンの『地上より永遠に』、デ・シーカの『終着駅』は佳作なのだが、大傑作というほどではない(関係ない話だが、昔、白井佳夫さんが『終着駅という言葉は、この映画のために松竹の宣伝部が考え出した言葉』だと語っていた』)。

 結局、モンティはアル中でダメになっていき、46歳という若さで孤独に死んでしまうのだが、彼の得意としたどこか影のある青年役をモンティ以上にうまく演じられる役者というのは、今の映画界には、どこにもいないと思う。最も「どこか影のある青年役」みたいなのがテーマになる映画自体がつくられないのかもしれないが。

 その後は、中目黒の「COW BOOKS」へ。晶文社が一般書籍から撤退らしいというので、あわてて、みたいな感じ。もっとも欲しかった本はあまりなかったので、田中小実昌さんの『ポロポロ』の単行本を買う。ぼくはこの短編集に収められている"地の塩"をテーマにした『岩塩の袋』が、短編小説のベストスリーを選べと言われれば、絶対に入れると思うほど好きなのです。

 ずっと前からウッディ・ガスリーの『ギターをとって弦を張れ』を探しているのだが、そろそろ、本気モードで探さないと…。

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