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January 24, 2006

15年後からみて

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 今朝の朝日の朝刊を読んでいて、もちろんホリエモンの逮捕劇なんかの記事をボーッと追っていたんだけど、大江健三郎さんのコラムに目がとまった。ぼくは大江さんの本は初期の短編しか読んでいなくって、ほぼ70年代以降の作品はすべて無視しているというか、興味を持てなかった。だから、雑誌や新聞に単文が掲載されていても、ほとんど読まずにいたのだが、今日は「本棚前に反省と喜びと」というタイトルが気になって、そのまま読んだ。

 曰く、3年がかりで本棚を整理した、と。あと十五年若かったらやりなおすことができるんだが、と思った、と。そして、正月には亡くなった友人たちの終わりのころの本を二冊読んだ、と。それはE.W.サイードの論文集"On Late Style"と高橋康也『橋がかり-演劇的なるものを求めて』。

 そして本棚を見渡して寂しさを感じるのは、自分が学問を中途半端にしてしまったという反省があるからだが、本当の学者たちと人生の時を共にした喜びは深まっていく、と結んでいる。「そのようにあるはずの晩年の読書の基盤は、自分が若い時に準備していたものです」と。

 これから読もうとしているのは『ファルージャ 栄光なき死闘』ウェスト、早川書房か『外交を喧嘩にした男 小泉外交2000日の真実』読売新聞政治部、新潮社なんだけど、しばらくしたら、ギリシア語関係の本とか、もう一度しっかり読み直そうかな、と。(写真はダブルクリックすれば読めるぐらいの解像度はあると思います)

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