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December 17, 2005

ヒロミのグッバイ

hiromi_last_day_06

『ファンの集い~原監督からファンの皆様へのご挨拶~』には行くか行かないか最後まで迷っていた。

 まだ、書かなきゃならない原稿も大量に残っていたし、湿っぽいのは苦手だし、このイベント自体にも不純なものを感じていたから。補強らしい補強もせずにシーズンに突入させたフロントが、サポーターから愛されたヒロミを簡単に記者会見だけで解任できないから、申し訳程度のイベントを開いて、不満のガス抜きをしようという魂胆がミエミエだから。「何が『ファンの集い』だ。なめるな」と。

 でも、集まった人数が少なかったら、ヒロミも可哀想だし、まあ、彼の性格だから、明るくグッバイしてくれると思いなおして、出かけることに。

 そしたら、なんと大勢が集まっていたことか。ナビスコカップの優勝報告会並みとはいわないまでも、4700人ものサポがヒロミの挨拶を聞くためだけに集まっていた。

 「明るくやりますから」とはじめたヒロミの挨拶は、意をつくしたものだったし、選手とのやりとり(泣きじゃくっていたのは最年長の文丈)、MXTVの女性アナとのやりとりも楽しかった。

 最後に、集まったサポ全員が歌うYou'll never walk aloneを一人で受けるヒロミはさすがに寂しそうだったけど、ワールドカップイヤーにヒロミの解説が帰ってくるのも楽しみだ。

 つたない写真ですが、撮ったので、よろしかったらどうぞ。

[挨拶全文]

 「ありがとうございます。まず、愛媛で勝って、帰ってくる約束だったんですけど、すいませんでした。全力を尽くしたんですけど、負けてしまって。ただ、きょうは明るく、みなさんとお別れしたいと思います。僕自身、浦和をクビになって、2年半くらいですかね、海外に行ったり、解説をしたり、いろんなことをやりながら次の機会をというふうに思っていたときに、このFC東京から声をかけてもらって、この4年間、本当にいろんなことを選手とスタッフとフロントと一緒になって、戦ってきました。成績を見ると、引き分けが多かったかなぁと思いますけど、ただ4年間のなかで、みなさんと一緒になって、やっぱり相手に合わせるではなくて、自分たちの戦い方を進めるとか、あるいは個性的な選手を生かして戦ってくるという、その姿勢は貫いたつもりです。今年ちょっと危ないときもありました。そのときに、やっぱりみなさんのおかげで、最後までね、きょうここであいさつできたのは本当にうれしいです。はっきり言って、ちょっとヤバいかなというときもありました。ただ監督はそれを出せないんで、ニコニコしてやってたときもあります。ただ、もしあのときみなさんが応援してくれなかったら、たぶんここにはいません。そういう面では、みなさんのおかげです。ここに立てて、今シーズン最後まで戦えたのは、みなさんのおかげです。あるいは選手、フロントを含めて、僕以外のみなさんのおかげだと思っています。FC東京はまだまだこれから強くなると思います。僕自身もちょっとリフレッシュして、また勝負したいと思います。まだ何をやるかは決めてません。ただすぐどっかには行けなくなっちゃいました。あまりにもたくさん応援してもらったんで、違う色のチームにはすぐ行けないと思います(盛大な拍手)。なんかやります。なんかやって、みなさんとまたどっかで会えると思います。グラウンドでボール回しできないのは寂しいんですけど、自分で走り込みます。また海外に行って、うまいもの食って、いいサッカーを見て、そして大きくなってみなさんとまた会える日を楽しみにしたいと思います。本当に、4年間どうもありがとうございました!」

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