« 不安に陥らせるほど面白い『ブンデスリーガ』 | Main | 『ラッセルのパラドクス』 »

December 03, 2005

Der Ball ist rund

 11戦負けなしのFC東京がセレッソに負けるとは思わなかったが、ロスタイムまで1-2でリードされる展開。なかなかゴールが決まらないまま、このままセレッソが優勝して終わりかと思っていたが、小林監督が、負傷した左サイドのMFゼ・カルロスの代わりに、なんとFW黒部を投入する。しかも、TVで見ていると、目がいってる状態でなにやらコーチ陣と混乱状態で話し合って決めた雰囲気。完全に常軌を逸していると思ったのだが、その直後、結局、左サイドで下がって守備をしていた古橋からコーナーを奪い、そこからのゴール前の混戦から今ちゃんが押し込んで同点。

 ほぼ、同時に4-2とするゴールを決めて狂気するガンバ。

 しかし、小林監督の采配はなんだったんだろう。気が動転していたとしか思えない。全英オープンで3打差をつけての最終ホールでウッドを握って最終的に川に入れて負けたフランス人を思い出した。人間というのは、自分から崩壊していくんだな、と。

 さらに混乱は続いて、同点にされた直後に、DF山崎を投入。リーグ戦後半の追い上げはすごかったけど、申し訳ないけどチャンピオンチームというのには難しいと思う。結局、最後には首位から5位で終わった。

 というか、元ドイツ代表監督のヘルベルガー監督の言葉通り"Der Ball ist rund"。ボールは丸いから、どちらにこぼれるかわからない。

[追記]
 
 試合後のコメント。ヒロミ「今シーズンはGWの前後、けが人も多くチーム状況が苦しい時もあった。解任されてもしかたないかなと思った。それでも悪いムードにならず戦ってこられた。若い選手が力を伸ばしてくれて非常に嬉しい」

 試合後のコメント。小林監督「最後の5分、10分をしっかり守れる、しっかりキープできるということをもう少し追求していかないといけない。残り5分、勝負の厳しさというものを私たちスタッフも教えられた」

[追記2]

 録画を見直してみると、ゼ・ロベルトが藤山と接触してタンカ退場している最中、セレッソのベンチでは小林監督は「パワープレーでジャーンが上がったら西澤をつかせる。OK」といって黒部を送り出していた。ゼ・ロベルトはゆっくり倒れていったのだが、何があの時、ベンチにあったんだろう。

 直後のフォーメーションは、一瞬だが、黒部のワントップに、2シャドーの左が西澤、右が徳重で、左の1.5列をやっいた古橋がゼ・ロベルトのポジションに入り、結果的に抜かれまくっていた。

|

« 不安に陥らせるほど面白い『ブンデスリーガ』 | Main | 『ラッセルのパラドクス』 »

スポーツ」カテゴリの記事

Comments

初めまして。時々楽しく覗かせております。
小林監督の最後の沙汰、あれは英断だったと思うのです。決してトチ狂ってたのではない....黒部も、小林の男気に打たれてたと思うのです(笑)
私は浦和側なのですが、あの采配において今季のセレッソが強烈に印象づけられました。

Posted by: kiku | December 03, 2005 at 10:38 PM

KIKUさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

>決してトチ狂ってたのではない....黒部も、小林の男気に打たれてたと思うのです(笑)

 なるほどw

 スポーツライターの人には、あの混乱している状況で何が話されていたのか、聞いてもらいたいです。

 ぼくも、あの状況でさらに1点獲りにいくという姿勢は評価しますが、交代の準備をしている左サイドの選手が壊れた時に、どうするか、という中でトチ狂ったのはいかがなモノか、と(笑)。

Posted by: pata | December 04, 2005 at 12:30 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23829/7444806

Listed below are links to weblogs that reference Der Ball ist rund:

« 不安に陥らせるほど面白い『ブンデスリーガ』 | Main | 『ラッセルのパラドクス』 »