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December 22, 2005

『サッカーでメシが食えるか?〈2〉』

soccer_meshi

『サッカーでメシが食えるか?〈2〉サッカーのお仕事大紹介』スタジオダンク

 素晴らしかった前著の続編。当たったんだろうけど、パート2をつくるというのは、やや寂しい発想。でも、編集プロダクションを経営していて、逆にやらなかったとしたら背任行為だろう。まあ、取材対象自体が、まだまだあるわけだし、OKなのかな。でも、やや息切れしているというか、最後に紹介しているフットボールラバーズは閉店してしまったし、パート3は厳しいかも。

 でも、もしパート3をやるんだったら、J、JFL、地域リーグごとのフロントの対談みたいなを読みたいかな。雑誌つうかムック単独でやるのが難しいんだったら、スカパーあたりとタイアップするとか。つか、これだけ、素晴らしいまったく新しいジャンルを開拓したんだから、サッカー協会あたりも協力すれば、と思う。景気回復で雇用状況は改善されているけど、厚生労働省あたりと話をつけて、新しい雇用に関するシンポジウムとかビシッと開催するとか。

 にしても、日本サッカー協会はJリーグを立ち上げたことによって、こんなにも新しい雇用を生み出したんだな、と。改めてすごいことなんだと思う。だって、90年代前半まで、ここに紹介されている職業ってほとんどなかったわけでしょ。そんなことを思うと、バブル前とバブル後の日本社会の違いを10個あげよ、と言われたら、かなり上位にJリーグの立ち上げってのは入るなと思う。閑話休題だけど、もうひとつ個人的にあげろといわれたら、それはしっかりした金融商品のラインアップが揃ったということかな。なにせ、株か先物、新しいところでは抵当証券みたいなあぶないものしかなかったもんな。何人、つまんない投資で失敗したのをみたことか…。

 そんなことはおいておいて、良かったの羅列していくと、まず小倉純二さんのインタビュー。もう良い意味雑誌感覚ね。アルビレックス新潟を中心としたクラブ関連の仕事。前回はFC東京と川崎が中心だったけど、今回はアルビだったみたい。ライターの西部健司さんが「年収1000万円ぐらいです。どんなに頑張っても原稿書きだけで2000万円を超えるのは難しい」と書いていたのには共感というか、状況変わってないな、と思った。ぼくもバブルの時、副業のライターでの収入が、本業を上回ったら独立しようとは思っていたんだけど、結局、超えなかったというのを思い出す(結構売れたムックを著作権契約じゃなくって、原稿売り切りにしてしまったとか失敗はあったにせよ)。

 前書きで、ブログでの紹介が広告に力ネをかけられない中で助かったと書かれているが、少しでも役だったのなら、嬉しい。今回も2冊買って、知り合いの子にプレゼントするつもり。サッカーに興味のある小中学生にとっては、これ以上ない社会勉強になる本だとも思うから。前作を贈った子の親御さんから「食い入るように読んでいた」と感謝された。やっぱり、贈り物は本ですよ。考える時間をプレゼントできるんだから。

 あと、呑んだことのある人が3人も出てきたのには一愕を喫したかなw

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