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November 29, 2005

『ブンデスリーガ』

bundesliga

『ブンデスリーガ―ドイツサッカーの軌跡』ヘッセ・リヒテンベルガー(著)、 秋吉香代子 (訳)、バジリコ

 今年はサッカー本の不作の年だと思ったが、読むべき本が2トップに終わるかと思っていた矢先、11月27日という書評年度最終日から3日前の奥付で素晴らしい本が出た。サッカーに例えるなら、終了3分前に投入された選手が決勝ゴールを奪うようなものか。

 来年のドイツワールドカップを睨んでの出版だろうが、名も知らぬ版元のバジリコの英断には拍手を送りたい。

 昨日の夜に買って、超酔っぱらい状態の中でパラパラと読んだだけなのだが、10章のバイエルンとグランドバッハの相剋を描いた「黒と白の世界」なんか、もうサイコー。

 ぼくは知らなかったんだけど、ベッケンバウアーって18歳の時につきあっていた女の子を妊娠させ、しかも、結婚を拒否してユース代表から追放されたという(p.278)。クラマーさんが、ヘルベルガーに電話して救わなかったとしたら、74年の西ドイツでワールドカップを掲げていたのはネッツァーだったろう。

 ワールドカップでたった20分しか出場する機会を与えられなかったネッツァーが所属していたのがボルシア・メンヘングランドバッハ。何回も欧州で優勝しそうになりながら、その都度、不可解な審判によって栄光を味わうことなく、21世紀には2部に降格したMG。ちょっと前なら、ボルシアといえば、メンヘングランドバッハ(MG)のことで、ドルトムントなんて知らなかったんだけど、なんとMGの悲劇は1958年の平手打ちに始まるという…。

 とにかく、サッカーファンは即買い、ということで!

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