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October 16, 2005

郵政公社の投資信託

 14日には、郵政民営化法案の成立とともに、金融関連でもうひとつの大きなニュースがあった。それは銀行窓口で販売した株式投信の純資産残高が、1998年末の解禁以来初めて30兆円の大台を突破したこと。証券会社分を含めた株式投信の純資産残高も、計34兆8384億円と、1991年5月(34兆8995億円)に次ぐ高水準となっているという。

 ITバブルで一時、ブームになりかけたこともあった投資信託だが、ITバブルの崩壊と株価低迷で、一気に委託会社のパフォーマンスが悪化、一般消費者が逃げていったと思う。

 いま、再びブームになりかけているのは、このところの株価の回復が背景にあると思う。株式投資で痛い目にあったものの、これだけ景気の回復材料がそろってくると、タンス預金していてもしょうがない。一部を投資信託にでも回すか、みたいな意識が多くの人々の間に働いているのかな、と。

 ということで、話題になっている郵政公社の投資信託を買ってみた。

 実は、そんなに話題になっているとは思わなくて、満期になった定期預金の通帳記入に行った際、ちょっと買ってみるか、みたいな感じで担当者を呼んでもらったら「通常は予約を入れてもらっていて、契約までには最低1時間半ぐらいは説明させてもらう」という。

 1時間半も説明されたら次の予定もつまっているので、困ると思ったが、説明聞くのも予約でいっぱいぐらいの人気なら、いっぺん聞いてみようじゃないのと思い、担当者を呼んでもらった。

 そしたら出てきましたよ、シロートっぽい担当者が。で、まずリスクから延々と説明するんですな。元本保証はありませんとか、口をすっぱくして語る。ハイハイ、わかっています、次を説明してください、とお願いしても「これだけは口頭でお伝えしなければなりません」いってリスク関連の項目をズラズラと読み上げる。

 いい加減疲れてしまうのだが、ようやく商品説明に入って「野村世界6資産分散投信」「大和ストックインデックス225ファンド」「GS日本株式インデックス・プラス」をそれぞれ詳しく説明しはじめる。こっちは、ハナっからゴールドマン・サックスの「GS日本株式インデックス・プラス」しか買うつもりなかったので、えー、もういいです、と遮ろうとするのだが、やめない。ま、しょうがないか、と聞き流しつつ、ゴールドマン・サックスのにします、といったら「最初のご購入の際は、預金額の1/3以下にすることをお勧めします」と真顔でいう。

 なんか、全額を投資信託にしたら許さん!みたいな雰囲気。その気迫に押されて、1/3以下に思わずしてしまったほどだ。ちなみに、ゴールドマン・サックスのにしたのは、詳しく知っているワケではないけど、ゴールドマン・サックスの投資信託といえば、いままで機関投資家しか買えなかったし、郵政公社に対するプレゼンでは何十社の中から野村、大和と並んで委託会社になったというので、ま…。

 会社に帰って同僚と、郵政公社の投資信託販売担当者のことを面白おかしく話していたら「でも、今って、そんな感じの販売方法の方が売れるんじゃないの」と言われて、なるほどと思った。個人的な経験でも、銀行の窓口などにいって「ぜひ投資信託に」なんて笑顔で勧められても、「あ、いいです」と断ってしまうもんな。

 まあ、単に投資信託を買ってみただけですが、それだけでも、いろいろと考えさせられてしまった、という話でした。オソマツ。

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