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October 11, 2005

鎌倉散歩 浄智寺から海蔵寺へ

matsugaoka

 連休中はいつものように、本を読んだり、サッカーの試合を見たり、組んだばかりのPCの調整をしたりで過ごしていたが、小旅行というほどはないにしても「鎌倉でもブラついてみるか」と思いたち出かけた。

 日曜日、北鎌倉に11時半に着いて、最初に向かったのが「茶寮松ヶ岡」。東慶寺参道脇にある。「昼も要予約」と書かれていたが、タカをくくっていくと、狭い席に座らされた。雨なのに恐るべし松ヶ岡。

 昼は3600円のお弁当だけ。鯛の昆布しめ、ホロホロ肉、冬瓜のくずあんなど品数は多いし、けっこう美味しい。器も凝ってる。冬瓜のくずあんに添えられていた菊がウマー。

 食前酒も含めて酒は七笑しか置いていないようだ。もちろん、追加してもらう。「雰囲気を変えた方がいいと思いまして…」と美しい磁器の冷酒入れを持ってくるのはいいけど、まだ少し入っているお猪口もついでに持っていかれた。接客はひょっとしてファミリィでやっているのかもしれないが、ちょっとシロートっぽい。まあ、そんなに悪くはないけど…。

 冬瓜の後、ご飯に。しかも、松茸ご飯!どーしよーかなーとやや悩んでいると「おかわりはいかがですか」と向こうから云っててくれたのはありがたい。

 デザートのゼリーも上品だった。なんとはなしに正面の障子を見ていると、クルマが通るたびに、サイドウィンドウから反射される光で格子の影が左右に動く。ということで、12:30をまわる頃には、予約客で一杯に。繁盛しているらしい。お酒も含めて4200円というのは安い。

kamakura_kodo


 別に大したあてはないが、ちょっと先の浄智寺のミヤギノハギを見てから、化粧坂をまわって鎌倉まで歩いてみるかと思い立ち、線路沿いに浄智寺の方向へ。踏み切りの手前を右に上っていくと浄智寺。拝観料150円也。境内にある矢倉なんかを見つつ一周。そのまま外に出て、険しい坂を上り、源氏公園から、葛原岡神社、化粧坂(けわいざか)を通り、花の綺麗な海蔵寺に寄ってから鎌倉まで歩こうというプラン。

 そしたら、けっこうなハイキングコース…。雨で下は濡れてツルツル滑る。たまたまワッフルソールのスニーカーを履いていたから良かったものの、テニスシューズだと危ない感じ。鎌倉古道というか、いざ鎌倉の時に武士たちが駆けた道なんだろうと思う。

 化粧坂(けわいざか)なんかも岩盤むき出しで、何百年もかけて足で穿たれたとっかかりをつたって降りる感じ。なんでも、ここは討取った武将の首に化粧を施した場所なので化粧坂と呼ばれたらしい。鎌倉は本当に血塗られている。しかし、そうやって内部のバインドをギリギリまで強くしないと、新しい共同体というのはすぐに空中分解していまうのかもしれない、などとまらぬことを考えているうちに海蔵寺に。

kaizouji_kinmokusei

 驚いた。

 三脚を担いだ一群が寺の境内を占拠している…。みんなお年寄り。10万円前後の一眼レフの中級機に暗い中望遠のズームをつけて、みんな花を狙っている。

 狙うところはだいたい一緒なのに、グズグズフレーミングを前後させ、あげくの果てには「先生、こんなんでどうでしょうか?」と引率のカメラマンなんかを呼ぶ。しかも、デジカメなのにシャッターは一枚一枚しか押さない。

 ちょっとひどいなと思ったので、講師っぽい人を脇に呼んで小さな声で「ブラケットの機能ぐらい付いているカメラを使っているんだから、自動的に露出変えて3枚ぐらいパパッと撮ることの重要さも教えたらどうか。後ろで待っている人もいるのに傍若無人すぎる」「芸術写真を撮るつもりなのかもしれないが、それなら中望遠のズームなんか使わずに、短焦点で勝負させたらどうか。焦点距離の特性を理解していないから、フレーミングが決まらないでいつまでたってもグズグズするのではないか。『24mmぐらいで広めに切り取ろう』『『これは85mm』『これは90mmのマクロでワーキングティスタンスをとって』などとパッと画角のイメージがわかないから、いつまでたってもフレーミングが決まらないんじゃなのか」「肝心の三脚はちゃんと足を広げていないで使っている人もいる。道具をまず使いこなせるようにしてからフィールドに出したらどうか。これじゃ、打ちっぱなしもロクに行ってないで、いきなりゴルフコースに出てパートナーに迷惑をかけるのと一緒だ」と言わせてもらう。申し訳ありませんでした、ということだったし、お年寄りたちが楽しんでいる雰囲気を壊すのもナンなので、それ以上云わなかったが、三脚の列が空いて、次の人がガチャガチャ組み立てはじめているのを見て「ちょっとお先に失礼しますよ」と5Dに20mm/F2で何枚か撮ってしまう。

kaizouji_higanbana


 京都の寺では、あまりにもこうした一群が多いので「三脚持込禁止」という立て札をたてているところもあるという。本当に、こんなことなら三脚料を取るべきだと思う。

 などと考えつつ鎌倉へ。中途半端な時間だったので横浜に戻り、オープンしたばかりの大勝軒で特製つけそば。うーむ、ここのつけ汁は甘いんだよな…。サイダー入れているというのも聞いたことあるけど…などと考えているうちに、最後までイマイチな日となってしまった…。

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Comments

海蔵寺は、蝋梅の時期に、鼻で花を楽しみに行きます。海蔵寺までの住宅街の庭の草木に目を楽しませながらのんびり散歩するのもいいですね。
たしかに、実際に中に入ってみると、こぢんまりした静かな寺を期待していたのに…とがっかりしないこともないなぁ。行列をつくってパチリとしたり。

Posted by: hisa | October 12, 2005 at 11:17 PM

hisaさん、コメントありがとうございます。

海蔵寺の花は有名になりすぎてしまったような気がしますよね。ほんと、こぢんまりとしたいいお寺さんだと思うのですが、カメラの砲列にはがっかりします。

もうちょっと手早くやるとか、練習してほしいですよね…。カメラはオートフォーカス、自動露出でシャッターを押すだけでよくなったから、いろんな人が持ち歩くようになりましたが、最低限のマナー(こんなことをいえたギリはないのですが)ぐらいは、カメラ業界として教える、みたいなことがあってもいいと思います。

講師になっているよな人も、商売だから、客に文句つけるのはキビシイかもしれないけど、マナーぐらい教えてあげないと、と思います。

Posted by: pata | October 13, 2005 at 09:24 AM

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