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September 24, 2005

沼津で「ぬまづ丼」

mumazu_goulmet

 三連休はありがたい。ということで小旅行を思い立ち、沼津へ。

 なぜ沼津かというと、グルメ街で旨い魚をたらふく喰いたい思い立ったから。さくまあきらさんのお勧めにしたがって、GWには福岡の唐戸市場で「市場食堂よし」やバラ売りの寿司を堪能し、「やっぱ漁港の食堂ってサイコー」と思ったので、その第二弾として近場のフッシャーマンズワーフに狙いを定めた。

 なんか朝イチから喰いたいと思ったので、横浜(07:41)→沼津(08:57)の「ワイドビュー東海1号」の指定席をとる。朝7時からやっている「丸天」でたらふく朝メシを食った後、しばらくブラブラ歩いて、その後、さくまさんお勧めの「かもめ丸」で「ぬまづ丼」を喰らうという計画。うーん、完璧。

 ところが朝起きたら雨。台風17号が来ているもんな…。ということだが、飲むヨーグルトをグビッと飲んで、いざ出発。

 もしかしたらドシャ降りかも…と思ってウルトラライトのパーカーも着てきたが、鎌倉をすぎるあたりから空はあかるくなってきた。

 1時間ちょっとで沼津、というのはちょうどいい感じかな。熱海じゃ近すぎる感じだし。駿河湾は相模湾と違って、もっと外海という感じがする。

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「丸天」 沼津市千本港町114-1 055-963-0202

 ということで駅前からタクシーで沼津港へ。1000円ちょっとで到着。「グルメ街ではやっぱり『丸天』が一番有名。朝早くからやってるし大きなエビの唐揚げとか演出もハデ。寿司なら寿司文か双葉寿司。活気のあるのは双葉かな。『かもめ丸』?知らないな…」という運転手さん情報に若干不安をおぼえつつ「丸天」へ。9時ちょっとすぎなのに、すでに人はいっぱい。カウンターに座るが、短冊のメニューが真上なのでよく見えないといういきなりのピンチ…。

 どーしよーかなーと思っていると、「丸天一番のおすすめ、上刺身盛り合わせ定食」2100円也というのが真上にぶら下がっている。まわりを見ても、おつまみみたいなのをとってチビチビやっている人たちは意外と少ない。どっちかというと朝も早よからワシワシとご飯を食ってる。ということで、ビールのジッョキはつけるけど「まいっか」と上刺身盛り合わせ定食を選ぶ。

 出てきたのが、この写真。

 サザエ、赤貝、生ウニ、甘エビ、桜エビ、カツオ、たい、ブリ、マグロ。とにかくすごいボリューム。生いわしが入ってなかったのが残念だけど。ワサビもちゃんと本ワサビなのささすが。なんか、逆上して喰いまくってしまう。

 あっという間に喰ってしまい、しばしボーゼン。でも、どんどん客が入ってくるので、ゆったりもしていられない。しかし、お腹はいっぱい。次の「かもめ丸」の「ぬまづ丼」がこのままじゃ入らない。ということで、沼津港をプラプラすることに。

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 なにせグルメ街を抜けると、そこはもう海。

 堤防つたいに歩いていると釣り人たちが多い。ずっーと堤防を歩いていたら、重器に乗っている作業員の人から「黒鯛釣りにきたの?」と声をかけられた。「いえいえ、たんにブラッと…」「オレなんかよう、昨日、釣れすぎちゃって、小さいのなんか放しちゃったよ」とのこと。

 漁協の建物をフトみると、カモメが白とブルーに塗り分けられている。うーむ、さすが沼津は若山牧水が晩年を過ごした地。「白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよう」を踏まえているというかマタいでいるというか、とにかくリスペクトを感じさせてくれる。

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 堤防の突端はさすがに閉鎖しているが、もちろん釣人たちによってその柵は開閉式に改造されており、自由に出入りしている。テトラポッドに乗り出している高校生みたいなグループもいる。

 引き返す途中、気になる建物があったので立ち寄る。それは「びゅうお」という水門。大きな地震を感じると津波にそなえて扉体(ひたい)を降ろして波をブロックするという巨大建築物。もちろんう上にのぼる。100円。これは安い。

mumazu_minato

 運営にあたっているのは観光ボランティアのおじいさんとおばあさんたち。「この建物は昨年完成いたしまして」「はい」「津波をシャットアウトする扉体は406tと日本最大級を誇っております」「なるほど…」とチト紋切り型ではあるが丁寧に説明してくれる。ついでに、行こうと思っていた若山牧水記念館の場所も「だいたいこっちの方向」と教えてもらう。知らない土地にいったら、まず高いところに登るに限る。

 ということで松が素晴らしい防風林を左手に見ながら、若山牧水記念館に。「へー、牧水が入学したときの早大の総長は大隈重信だったのかぁ」「幾山河(いくやまかわ) 越えさり行かば 寂しさの はてなむ国ぞ 今日も旅ゆく を歌った時って、こんなに若かったの!」「小さいと聞いていたけど、本当に着物も小さいな」などなど、しばし牧水に想いをはせる。

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 好きな「かんがへて 飲みはじめたる 一合の 二合の酒の 夏の夕暮れ」がハンカチになっていたのでおみやげに買う。

 しかし、芹沢光次郎の文学記念館はあるし、太宰が『斜陽』を書いた旅館も近くにあったという。さらには、「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない」の明石海人も沼津生まれで、沼津商業の卒業生だったのかぁ。

 ということで、そろそろ11時となり、「丸天」以外の店もあきはじめる頃となったので、港に戻る。

 明石海人に想いをはせたばっかりなのに、「双葉」で寿司を喰うか、それとも「かもめ丸」で「ぬまづ丼」を喰うかという問題に悩むのもなんだが、やっぱり沼津なら光モノでしょということで「かもめ丸」に。

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「かもめ丸」 沼津市千本港町101 055-952-3639

 「ぬまづ丼」はアジのひものをほぐした混ぜご飯の上に桜エビ、生シラス、アジのたたきを載せた光モノ感覚あふれる丼。ショウガとネギを小皿に移し、醤油でといて、上にかければ、後は喰うのみ。アジのたたき最高。1300円。

 旨かったが、もう喰えない…。ということで、沼津駅から東海道線で帰る。ふーん、沼津からは熱海止まりが多いのか。どうしても、新幹線に乗せたいんだな、JR東海は…とムカつく。もちろん、こうした場合には最短距離まで切符を買って、JR東日本管内で清算する。東海には130円しか入らないけど、東日本には1490円入る。

 どうも東海ってのは客を無視しすぎ、とか思いつつ、お腹いっぱいで寝ながら帰る。

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