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July 10, 2005

東京ダービーのこと

 ほかの日記にも同じことを書いたのですが、なんか、今回のことで見に来ている人が多いので書きます。

 土曜日は5時に味スタへ。ビグフレ会員ということで、客の入らないことが予想されるベルディ戦には2枚のチケットが送られてきていて、オールドサッカーファン2人などがいつものバクスタに加わった。

 水たまりでボールがストップするようなコンディションの中で、東京らしいサイド攻撃がほとんどみられずに、ナオも後半からは真ん中ばっかりにいて、形が失われたままスコアレスドローになる。大雨でグランドコンディション不良で中止だろうとは思いつつ、念のために飲みにも寄らずに帰る。

 朝、インターネットにもつなぐと、いろいろ知っている名前の人が祭りに巻き込まれていたのには驚いた。昨日の試合で、FC東京のサポーターが逮捕されたのだ。「灰皿のふたを相手側に投げ込んだ」ということらしい。ケガされた方は本当にお気の毒だ。

 しかし、「灰皿のふたを相手側に投げ込む」という発想には驚かされる。

 それよりも驚いたのが、ネット上での話。もちろん沈黙を守っている人たちも多いが、盛んに発言している東京サポに「灰皿のふたを相手側に投げ込んだ」ヤツを非難しているのが多いのに驚く。「灰皿のふたを相手側に投げ込んだ」のは悪いことに決まっているじゃん。

 これは、ぼくが古いだけなのかもしれないが、仮にも同じチームを応援しているヤツがバカなことをやったとはいえ、逮捕されて、釈放されたかもしれないけど、まだ二泊三日ぐらいくらっている最中に、非難するのは信じられない。

 週末に読んでいた『時代病』吉本隆明、高岡健の中で、吉本さんが精神科医の高岡さん相手に、今の子供はわりあい簡単に友達を殺してしまうが、その背景にはエディプス期の希薄化という問題があるからではないか、みたいなことを書いていたが、「一緒に詰めかけた200人も似たようなもんだな」というようなことが平気で書かれる背景にも、同じような問題あるんじゃないかとつまらぬことを考えた。

 もちろん、客観的にはある方が書いているように「オレはいつでも人数にまかせて図に乗る連中が嫌いだ」というのが正解だと思う。「ガスサポはおんなじことを、埼スタとか鹿島のアウェイでやられたならば、ヴェルディサポのように立ち向かうことは出来るのだろうか?」というのは素晴らしい問題の設定の仕方だ。まったく、その通りだと思う。

 でも、仮にも同じチームを応援しているヤツが留置所にいる間に、その人のことを悪く書くということは、少なくとも自分はできない。残念ながら逮捕された人のことは知らない。でも「やらなきゃよかった」と言っていたということだし、出所してきて、もし会う機会があれば、酒の一杯ぐらいは奢るつもりだ。

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