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June 06, 2005

週間『街道をゆく』が20冊に

kaido_20

ビジュアル版の『街道をゆく』が20冊となり、バインダーに納める時がきた。あと、バインダーも3冊。No.1からNo.10までは土佐、薩摩、長州という司馬さんお得意の幕末モノ中心の構成で、まあ、買い続けてもらおうということからか、版元も決め球を連発した感がある。

その反動からかNo.11からNo.20は越前の諸道、本郷界隈、肥薩のみち、大徳寺散歩と嵯峨散歩、佐渡と潟のみち、奈良散歩、壱岐・対馬の道、南伊予・西土佐の道、信州佐久平みち、モンゴル紀行というラインナップを見てもわかる通り総じて地味。でも、読み返すと、なかなか良いんですな。1冊、1冊に知らない知識が必ずひとつぐらいはキラッと光っている。

 無宿人が唐丸籠に乗せられて佐渡金山に人夫として連れられてこられて、道遊の割戸という山をカチ割ったような造形を見せられつつ、この世とのお別れに甘酒を振る舞われたというが、「肝がちぢんで二杯おかわりする者がなかったという」(佐渡と潟のみち)。今の奈良公園は元はといえば興福寺の境内であり、明治維新の廃仏毀釈で興福寺の僧侶たちは皆神官となったというが、こうした無信仰は当たり前のことかもしれないが「私ども日本人には、大なり小なり、旧興福寺の僧たちの気質がある」(奈良散歩)。伊予と土佐「県境い一つでこうもかわるというのが日本のおもしろさの一つであるかもしれない」(南伊予・西土佐の道)。更級、蓼科など科のつく地名が日本には多くて信濃も日本書紀では科野という文字が当てられていたというが「科とは何を意味するかについては、定説がない」(信州佐久平みち)など。

 お水取りと多武峰(とうのみね)の十三重の塔を見に奈良へ行きたくなった。

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