中本「KIND方式」
「若さというのは、いいなぁ」と久々に思わされることがあった。それはのKINDくんというサッカーライターの日記に書かれていた中本の楽しみをさらに前進させる偉大な発見を目の当たりにしての感想だった。
ありがたいことに、不肖わたくしを「中本の師匠」と読んでくれるナイスガイKINDくんは、なんと中本のヒヤミの麺に赤唐辛子をかける、という荒技を開発したのである。「モチモチとした食感の麺に赤唐辛子を3杯掛け、スープに1杯掛ける。麺の白い部分がすべて朱色に変わるまでよく混ぜ、スープの中に投入する。正直ちょっと粉っぽいのだが、唐辛子を追加する前の甘さに比べ、辛さにズドンと支柱が生まれる」というだ。
素晴らしい。いてもたってもおられずに、さっそく昼食はもっとも近かった目黒店へ。KINDくんに敬意を表して麺は大盛りに。
新たなる発見に洗練の度合いを加えるため、モヤシは定食のご飯の上に移す。そしてナイト食品謹製のサラサラフワ~ンの極上一味を3杯。じっくりミックスしたのがこの図。モヤシを取り除いたのは、そうすることで麺と一味がよりからまり、スープにつけても散らずに、粉っぽくさせないため。
正直、中本は麺よりも、その後の"中本茶漬け"の方が楽しみだった。しかし、この新方式(そうだKIND方式と名付けよう)によって新たなステージに立った麺は、さすがとしか言いようのない強烈な体験を約束してくれる。そう、味わうなんていう生やさしいものではなく、もはやエクスペリエンス状態なのである。
大盛りを半分ぐらい喰い終わった頃から、口の中で火がつくのがわかる。それは、これまでの中本経験では味わったことのない"痛さ"だった。
そう、このKIND方式の麺によって中本は「からうまい」から「イタうまい」に進化をとげたのである。
麺を完食した後は、もちろん茶漬けにとりかかるが、普段は甘く感じるマーボーも溶岩のように舌を攻撃するのにはまいった。
店を出て、久々にフラついた。脳内ではエンドルフィンが出まくっていることだろう。
これからの中本はKIND方式のヒヤミでいく、と心に誓って目黒駅へ急いだ。
今日も「KIND式赤そば」に会いに行くために中本へ向かう。
しかも、昨日の教訓を生かし、さらに「赤そば」の魅力を引き出す工夫も考えてある。それは、定食丼に盛るマーボーの量を減らすこと。
いろんな流儀はあるのだが、これまで自分の場合、マーボーはゴハンの上にドバッと全部かけてしまっていた。しかし、それでは、KIND式で痛めつけられた唇、舌にとってあまりにも過酷な試練というか地獄となる。
よって、マーボーを盛る量を半分に減らすことに想いが至ったわけなのである。アホか、といわないでほしい。真剣に悩んで得られた偉大な結論なのだから。
最初に出てきた定食のうち、マーボーをペロッと半分たいらげ、その残りをゴハンにかける。ちょうど半分ぐらい。うーん、なんかイイ感じ。そして、ヒヤミのスープに入っている辛肉をひきあげてどんどん丼にのせてしまう。赤そばはモヤシ抜きに限ると思うから、モヤシを移動し、あらかじめ頼んでおいといたスラ卵を載せれば完成。
うーん。完璧。
一味三杯をかけて自ら手づくりするKIND式赤そばを堪能した後、辛肉などを白いゴハンと食いながらちょっと間を置き、やおら、高級な鯛茶漬けにダシでもかけるような感じでヒヤミのスープを投入。本格的な中本茶漬けとしていただく。
うーん、作法的にも完璧…。吉兆に出しても恥ずかしくないぞ。
しばらくはこれで生きていこうと思う。
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Comments
師匠にご参照いただけるとは……恐縮です!!
Posted by: KIND | May 11, 2005 02:17 PM
いやー、本当に素晴らしかった
サンクス!
Posted by: pata | May 11, 2005 02:32 PM
名文ですね。とうがらしが効いてます。麺恋亭さんもこれやっちゃうんでしょうね。
Posted by: icydog | May 11, 2005 08:03 PM
icydogさま、コメントをありがとうございます
>麺恋亭さんもこれやっちゃうんでしょうね
「赤そば、美味しそう…だけどこれ毎回喰ってたら確実に人生を縮めるような気がします。
でも今度やってみようっと♪ 」
とのことであります!
Posted by: pata | May 11, 2005 08:47 PM
>icydog 様
mixiのおかげで調子にのって激辛モノばかり食べていたら体調不良になりましてw。
いや、「ほどほどに」辛いものは楽しむ、というスタンスで行きたいと思うとります。
でもこれは一度やってみなければ、です。
Posted by: pinmama | May 13, 2005 11:08 AM